- マンションのwi-fiが遅すぎる!!
- ネット回線が頻繁にブチブチ途切れるんだけど…
本記事ではこんな悩みを解消します
もしかしてマンションのwi-fiが遅い&頻繁に切れてお困りですね?
戸建住宅とちがい、マンション(集合住宅)の場合、利用回線の種類やケーブル等の設備など、その原因もいろいろあれば対策もさまざまです。
この記事では、マンション&アパートのwi-fiが遅くなる4つの原因を解説した上で、その遅くなる原因に合わせた具体的な対策を解説します。
- マンション側の光ケーブルや住戸数の問題かも!?
- モデムやルーター、契約プロバイダの原因かも!?
- 建物の問題だと根本的な解決は無理、試しにモバイル回線で様子をみる!
結論からいうと、切れる・遅くなる原因が自宅のルーターやLANケーブルという場合をのぞき、回線側やマンション全体の問題なのですぐに解消できるような話ではありません。
家族みんなでネットを利用される方・オンラインゲームや動画視聴などのヘビーユーザーの方は、新たな光回線にお乗り換えをご検討ください。
一方、工事なしで今すぐ改善したい方、ネットのライトユーザーの場合、モバイル回線を利用した置くだけwi-fiあたりがおすすめ。工事も不要で最短なら翌日に端末が届いて即開通できますよ♪
なぜマンション(集合住宅)のwi-fiは切れたり・遅くなるの?
ネット中の3大ストレスといえば「動画の読み込みが遅い」「ブチブチ途切れる」「夜になると繋がりにくい」(当サイト調べ)。
「なぜこんな状況になるの?」
そこでまず最初に、マンション・アパートのネット回線(備え付けの回線含む)が切れる・遅くなりやすい原因をわかりやすく解説します。
マンション・アパートのでネットが繋がりにくくなる4つの原因
- 戸建てとちがい集合住宅は光ケーブルを共有しているため
- 途中からケーブルの種類が違うため
- 契約中のプロバイダが高速通信に対応していないため
- お使いのルーターがそもそも古いため
主な原因は上記の4つ。さらに詳しく説明していきます。
①戸建てとちがい光ケーブルを共有しているため
そもそもマンションは戸建てとちがい、建物に引き込まれた光ケーブルを独占できず、マンションのすべての住戸で共有します。
最新の設備のマンションと築10年、20年のマンションでは設備もちがってきますが、建物に届いた時点では高速だったネット回線も各住戸に割り当てられることで、それだけ低速になってしまうのです。
②途中からケーブルの種類が違うため
近くの電柱から直接宅内まで光ファイバーケーブルが引き込まれる戸建ての人にくらべ、マンションの多くは途中からケーブルの種類が変わります。
電柱⇨棟内共用スペース(MDF室)は光ファイバーケーブルで引き込まれ、棟内共用スペース(MDF室)⇨各住戸という部分は通常の電話回線…いわゆるVDSL方式が採用されます。
イメージとしては以下のイラストをご覧ください。
せっかく高速通信の光ファイバーケーブル(赤い部分)で引き込まれたネット回線ですが、各住戸に届ける最後の部分(青い部分がVDSL)で一気に低速になってしまいます。
光回線の広告では「1GB、2GB」と記載されていますが、VDSL方式の通信速度の最高は100Mbps前後…つまり最初から1GBなど到底無理な数値です。
もちろん100Mbpsという数値もあくまで理論値。ネット回線はすべてベストエフォート型なので実際の数値は100Mbpsの数分の一程度になってきます。
せっかくの光回線でも最後の部分でVDSL方式となってしまうため、急激に速度が落ちるんです!!
③契約中のプロバイダが高速通信に対応していないため
これはマンションの方にかぎった話ではありませんが、契約しているプロバイダのスペックが不足しているケースも稀にあります。
とくに料金が他社より安くてお得なプランの場合、一時的に利用者が急増して設備が追いつかず速度が著しく低下するケースもあります。
とはいえ料金が安いプロバイダは遅く高いプロバイダは速いのか?というとそうでもなく、料金がお得なのに速度が安定して速いプロバイダもあります。
ただ契約中のプロバイダが理由もなく他社より圧倒的に安い場合、そのあたりも一度確認すべきでしょう。
④お使いのルーターがそもそも古いため
『ネットが遅い!! Wi-Fiが切れる!!』
とマンション側のネット回線に原因があると決めつける人もいますが、意外と自宅でお使いのルーターに原因があるケースも多いです。
とくに有線接続ではなく『Wi-Fiが遅い』『頻繁に途切れる』という場合、回線を疑う前にお使いのルーターを確認した方がいいでしょう。
一世代前のルーターを使い続けている場合、そもそも規格が古く最高でも54Mbpsまでしか対応していないこともあります。
せっかくの高速通信がルーターやケーブルの破損によって速度低下をまねいているかもしれません!!
マンション(集合住宅)のネット回線(Wi-Fi)が遅いときの対策
では上記の4つの原因をふまえ、マンションのネット回線を速くするための対処法を原因別・マンションのタイプ別に提案していこうと思います。
【分譲の方・引越し予定なし】
もし分譲マンションにお住まいで本格的に工事可能であれば、現在の回線とちがうタイプの光回線に乗り換えてみるのも有効です。
たとえば現在がフレッツ光の場合、光コラボでは同じ回線となるので、違うタイプのauひかり・nuro光などに乗り換えるのが効果的です。
光回線は大きくわけて以下の3つがありますが、ご覧のように
会社名 | フレッツ光 | auひかり | nuro光 |
---|---|---|---|
下り最大速度 | 0.2~1GB | 1GB | 1GB |
上り最大速度 | 0.1~1GB | 1GB | 2.5 GB |
対応エリア | 全国 | 全国 | 一都六県 |
フレッツ光やauひかりとくらべても、上り・下り問わずnuro光が最速です。料金的にもお得なキャンペーンを利用すればかなりお得に利用できます。
ただフレッツ光やauひかりが全国対応なのに対し、現時点、nuro光は関東地方に限定されます。エリア内の方なら迷わずnuro光ですが、それ以外の地域の方は現状ならauひかりがおすすめです。
『nuro光が速い』はWi-Fi接続の機器が増えたときに実感する!!
とはいえ中には
こんな疑い深い方もいるでしょう。もちろんnuro光をふくめネット回線はすべてベストエフォート型のサービス…理論値のような速度はでません。
ベストエフォート型とは?
ベストエフォート型とは、「表示品質に近づける努力はしているが、保証はできないタイプ」のサービスのこと。
「ベストエフォート型」は、お手ごろな価格で高速回線を使えるという大きな利点がある反面、他の人と回線を共有しているため、回線の混み具合いなどによって、なかなか表示品質通りの回線速度にならないという欠点もあります。
出典 BIGLOBE(ビッグローブ)
たしかに実測値として2.5GBがでるわけじゃありません。
しかしながらPCにゲーム機、スマホやタブレットなど同時接続するWi-Fi機器が増えたとき、フレッツ光やauひかりとくらべ通信速度の余裕に大きな違いがでてくるのです。
【賃貸・引越しの可能性アリ】
一方、賃貸マンションの方、ここ数年以内に引越しの可能性が高い方は、工事費用や引越し時の回線撤去費用を考えてもモバイル回線がおすすめです。
以下の比較表をご覧ください。
ひかり回線等の固定回線 | WiMAXのホーム L01 | |
---|---|---|
サービス開始時 | プロバイダによっては工事に数ヶ月待ち 面倒な工事立会い | 最短翌日、手元に届いた日に開通 |
サービス解約時 | 解約金だけでなく、高額な配線撤去費用も | 更新月に解約する限り負担0円 |
出張や長期旅行・帰省時 | 当然持ち運び不可 | 手軽に持ち運び可能 |
上記のとおり、光回線のような固定回線とちがい、開通までの期間も短く撤去時もいっさい費用がかかりません。
また古いマンションで設備が古く100Mbps以上が期待できない方でも、モバイル回線ならマンション側の設備に関係なく最高でWiMAXなら440Mbps(地域によっては下り最大708Mbpsまで)という速度のため十分に光回線より速いです。
ルーターが古い場合の対処法
通常、プロバイダからレンタル・購入できるルーターですが、普通に家電量販店でもAmazonでも購入可能です。
もしルーターのスペックがネット回線の遅さに影響をあたえているかも…と疑わしい場合、モデム⇨PCでの速度とモデム⇨ルーター⇨PCでの速度を比較して速度低下がみられるか確認できます。
基本、5年近く経過しているルーターをお使いの場合、最近の光回線の速度に対応していないパターンも多いです。それほど高額な出費でもないので最新のルーターに交換されることをおすすめします。
マンションのネットが切れる方におすすめ! 代替光回線4社
ここまでご紹介した対策を試しても改善しない場合、光回線を他のタイプの回線に乗り換えてみることをおすすめします。
以下、お乗り換えにおすすめの光回線を4つご紹介します。いま現在の状況にあった光回線を探してみてください。
速さ重視なら最速2GbpsのNURO光
以下の記事でも解説したように、マンション向けのおすすめ光回線の代表的な回線がNURO光です。
NURO光の最大の特徴は、
契約時にマンションタイプと戸建てタイプを選択できますが、マンションタイプは1つの回線を複数の家に分割するため、高速性を求めるなら戸建てタイプがおすすめです。
平均的な通信速度・ping値は以下のサイトを参考にしてみてください。
安定性で選ぶなら独自回線のauひかり
auひかりは独自の配線網を所有しており、以下のとおり高速で安定したインターネット接続が可能です。
日本全国の約7割のエリアで対応しており、通信速度はNURO光に次ぐ速さなので、ゲームも動画も存分に楽しむことができます。
また高額キャッシュバック(最大52,000円)もあり、コストパフォーマンスにも優れています。以下の記事も参考にしてみてください。
auスマホをご利用の方は、スマホ割引も併用するとさらにお得になります。
お得感を重視ならドコモ光×GMOとくとくBB
通信速度×コストパフォーマンス、さらにお得感で選ぶなら「ドコモ光✕GMOとくとくBB」です。
ドコモ光は、全国の約93%の地域で広く利用することができます。回線の混雑を回避する「v6プラス」が無料で利用できるほか対応ルーターも無料でレンタルできます。
v6プラスとは「IPoE+IPv4 over IPv6通信」のことで、混雑しやすいIPv4のデメリットを克服した新しい通信方法です。
またプロバイダをGMOとくとくBB経由で契約することで、auひかりにならぶ高額キャッシュバックやスマホ割引もあるためりコストパフォーマンスが非常に高いです。
以下の平均的な通信速度・ping値をご覧の通り、速度・安定性の面でもPS4を存分に楽しむことができます。
SB・ワイモバユーザーならソフトバンク光
ソフトバンク光は、ソフトバンクがNTTから購入している光回線です。
ソフトバンク光は、いわゆる「光コラボレーション」の一つで、フレッツ光と同じような回線設備を使ってサービスを提供しています。
NTTが敷設・管理する光ファイバー網は日本全国で幅広く利用できるため、ソフトバンク光はauひかりよりも広いエリアで利用できます。
ソフトバンク光はフレッツ光と同じ光ファイバー網を利用しているので、現在利用している固定回線がフレッツ光の場合、事務手数料3,000円でソフトバンク光に乗り換えが可能です。
【2024年12月最新版】マンションむけ光回線の最安申込先を調査
以下、約30社程度ある光回線プロバイダの中からPS4におすすめの光回線をピックアップしてご紹介します。
選ぶ回線によって速度や制限がまちまちのモバイル回線とちがい、光回線を選ぶポイントはシンプルに実質月額の金額です。キャッシュバック金額だけに注目せず、スマホセット割や工事費など含めた「契約期間にかかる総費用÷月数」を算出した上でお得なプロバイダから申し込みましょう。
利用回線 | 戸建て実質月額 | マンション実質月額 | CB(キャッシュバック) |
---|---|---|---|
4,941円 | 3,621円 | dポイント:2,000pt CB:20,000円 |
|
4,513円 | 4,513円 | 45,000円 | |
4,349円 | 2,193円 | 戸建:61,000円 集合住宅:51,000円 |
|
4,999円 | 3,459円 | 47,000円 | |
4,459円 | 3,359円 | 戸建:40,800円 | |
4,690円 | 2,370円 | 11カ月間1,000円引/月 戸建:43,000円 集合住宅:40,000円 |
|
3,657円 | 1,957円 | 戸建:45,000円 集合住宅:50,000円 |
|
5,258円 | 3,982円 | 30,000円 | |
5,809円 | 4,489円 | 戸建:19,000円 集合住宅:16,000円 |
|
7,076円 | 5,288円 | なし |
※時期や期間で価格が変動するため必ず公式ページで料金を確認しましょう。
【申込み窓口選びが大切】マンションむけオススメ4社
最終的には同じ回線を利用する場合でも、申込窓口(契約プロバイダ)によってキャッシュバックやポイント還元に大きな差がでるため、光回線選びでは申込窓口選びも大切です。
ちなみに2024年12月現在、キャッシュバック額と工事費等を基準にすると、以下の4社の申込窓口が割安でした。ぜひ以下の公式ページで開催中のキャンペーンをご確認ください。
利用回線 | 最安申込先 | 2024年12月の最安申込ページ |
---|---|---|
NURO光公式サイト | https://www.nuro.jp/ | |
アウンカンパニー | https://softbank-hikaricollabo.com/ | |
GMOとくとくBB | https://gmobb.jp/ | |
GMOとくとくBB | https://gmobb.jp/ |
集合住宅に最適な回線はどれ? モバイル回線の最安値を調査
こんな場合、建物全体の問題なので自分1人では対策は不可能。 とりあえず工事不要のモバイル回線を用意するのが手っ取り早く解決できます。
どのモバイル回線がおすすめ? 選び方のコツ
2024年12月現在、Y!mobileやSoftbank、ドコモやauなど沢山のキャリアがあり、どのキャリアで契約するかで… 通信速度が快適かどうか
頻繁に通信制限にかかるかどうか
料金がお得かどうか
が大きく変わってきます。ちなみに当ブログ的には通信速度がモバイル回線で最速、かつ料金もプロバイダ選びしだいでは3,000円台前半で利用できるWiMAX回線がもっともおすすめ。
というわけで、当ブログがリアルなクチコミ情報をふまえ、モバイル回線の中でも端末が無料かつ月額がお得だった会社を5社に絞り込んでみました。
特典の詳細 | 実質料金(3年総額) | |
---|---|---|
35,000円(変動あり) ※ただし手続きは11ヶ月後 |
120,160円 155,160円(CB貰えない場合) ※CB変動制のため3.5万で算出 |
|
3段階の月額割引 | 133,368円 | |
30,000円 ※ただし手続きは12ヶ月後 |
129,310円 159,310円(CB貰えない場合) |
|
一律の月額割引 | 133,320円 | |
3段階の月額割引 | 131,491円 CBなしの最安値 |
基本、上記6社の中から選んでもらえば、どこでもお得にL02が使い倒せるでしょう。しかし中には
最終的にL02がお得につかえる2社を決定
結論からいうと、2024年12月現在L02を最安値で契約できるプロバイダは以下の2社でした。
おすすめのタイプ | 3年間の総費用 | |
---|---|---|
面倒な1年後のCB受取手続きを忘れずに行う自信がない | 131,491円 CBなしの最安値 |
|
1年後のCB申請手続きならできそうな人 | 120,160円 155,160円(CB貰えない場合) ※CB変動制のため3.5万で算出 |
キャッシュバックを受取れた計算で全プロバイダ総費用を料金比較すると、現状で最安値はWiMAXプロバイダの中でも老舗「GMOとくとくBB」。CB手続きが必要ですが数字的には断トツにお得です。
またキャッシュバックの受取ミスなど想定した場合、最初から月額割の設定しかないBroad WiMAXの総費用が最安でした。
アナタが1年後のキャッシュバック手続きができるのか?という部分で選ぶ会社は決まってきます。
「GMOのような1年後のCB受取手続きなんて無理」という人なら、最初からキャッシュバックを撤廃して100%貰える月額割引を提供するこちら。
Broad WiMAXが総費用が1番お得です。
一方、「キャッシュバック申請する程度の手続きなら問題ない」という人。こんな人だったらGMOとくとくBBが断トツにお得!!マンションから持ち出してつかう予定のない人は、【L02・L01s徹底比較レビュー】速度は? 受信感度は? 編集部が2台を並べて実測!で紹介した置くだけwi-fiの最新機種が一押しです!
まとめ
以上、自宅のマンションのネット回線が
- 遅い!!
- ブチブチ途切れる!!
- 夜だと繋がりにくい!!
というアナタにむけ、マンションのネット回線(Wi-Fi)を遅くしている原因を4つに絞って解説し、対処法をいくつか提案してみました。
単純にマンション側の原因というケースもあれば、お使いのルーターや利用しているプロバイダが原因のケースもあります。
まずはネット回線を遅くしている原因を探り、1つずつ怪しい要素を取り除くことが肝心です。
またマンション側の問題だと、そもそも住戸数も多く設備を簡単に交換することも実質的に不可能です。だったらマンション側の設備とは無関係なモバイル回線にサクッと切り替えるのも賢い選択だと思います。
いずれにせよ遅いネット回線ほどイラッとくるシチュエーションはありません。1日も早く原因をつきとめて快適なネット環境をゲットしてみましょう!