Steamで容量の大きなゲームをダウンロードしていて、「遅い、遅すぎる」と感じた経験は多くの方にあるはずです。
結論からいうと、Steamのダウンロードが遅い原因はほぼ「PC」「Steam側」「ネット回線」の3つに絞り込めます。そして実際に編集部で問い合わせ内容や検索データを確認したところ、最終的に「回線の見直し」で解決したというケースが目立ちました。
ここでは原因の探り方から、今日すぐ試せる改善策、それでも直らない場合の回線見直しまで、順を追って解説します。

- まずは1分でできること:Steamの再起動+ダウンロード地域の変更(本記事「改善策」の1・2番)
- それでも遅いとき:PCのスペックとディスク使用率を確認
- 上記を全部試しても変わらないとき:ほぼ回線側の問題です。下記の速度比較表を参考にしてください
今から一つずつ試していただいてもいいですが、正直なところ、本記事で紹介する設定変更をひと通り試しても改善しないケースの多くは利用中のネット回線そのものがボトルネックになっています。心当たりがある方は、先に回線を見直してしまうのも一つの手です。
Steamでダウンロード時間が遅すぎる原因とは?

「ダウンロードが遅い=回線が悪い」と思い込んでしまいがちですが、これは半分正解で半分不正解です。
数時間から半日かかるような極端な遅さでない限り、まず疑うべきはPCとSteamアプリ側の設定です。実際、回線速度がまったく問題ないのにSteam側のキャッシュや帯域制限設定が原因だった、というケースは珍しくありません。
原因を大きく3つに分けて、順番に切り分けていきましょう。
- お使いのPC側が原因
- Steam側の原因
- ネット接続の原因
PC側が原因のケース
古いパソコンはデータ転送速度そのものが遅く、回線がどれだけ速くてもダウンロード速度が頭打ちになることがあります。
これはPC本体のスペックに依存する部分なので、正直なところ設定変更だけではどうにもならないケースもあります。今のPCを延命させるより、思い切って新しいゲーミングPCに買い替えたほうが早く解決することも多いです。

Steam側が原因のケース
Steam公式の「STEAM&ゲーム データの詳細ページ」でも確認できますが、アクセスが集中する時間帯やネットワーク側の一時的な不具合により、Steamそのものが利用しづらくなることがあります。
心当たりがある場合は、少し時間を置いてから再度ログインし直してみてください。それだけで直ってしまうことも意外と多いです。
ネット回線が原因のケース
PCのスペックにも問題なし、Steam側の障害情報もなし。それでもダウンロードが遅いなら、残るは回線です。
参考までに、Steam公式が公開している「インターネットサービスプロバイダー(ISP)別のパフォーマンス」は以下のとおりです。
| ネットワーク | 平均ダウンロード速度 |
|---|---|
| Softbank BB | 88.7 Mbps |
| NTT | 90.5 Mbps |
| au one net | 93.6 Mbps |
| So-net | 153.2 Mbps |
| KDDI | 123.9 Mbps |
| Biglobe | 109 Mbps |
| K-Opticom Corporation | 114.7 Mbps |
| J:COM | 71.8 Mbps |
| JPNE | 131 Mbps |
| Chubu Telecommunications Company | 126.7 Mbps |
おおむね80〜150Mbps程度に収まっており、大半のユーザーはごく普通の速度でダウンロードできていることがわかります。逆にいえば、これを大きく下回っている場合は回線側に何らかの問題がある可能性が高いということです。
ただしこれはあくまで「平均値」です。実際には50Mbpsを下回る環境でプレイしている方も一定数おり、そうした方がダウンロードの遅さを感じやすいのだと考えられます。
まずは上記のSteam公式ページや後述の速度測定サイトで、混雑しやすい夜間とそれ以外の時間帯、それぞれ何度か計測してみてください。ご自身の回線の「実力値」を把握することが、原因切り分けの第一歩です。
計測結果が平均値(80Mbps前後)を大きく下回るようなら、ネット回線の見直しを検討する価値があります。
【早見表】容量別のダウンロード時間の目安
自分の回線が何Mbpsか分かっても、それが実際どのくらいの待ち時間になるのかはピンと来ない方も多いはず。目安として、回線速度とゲーム容量ごとのダウンロード時間を一覧にまとめました。
| 回線速度の目安 | 10GB | 30GB | 50GB | 100GB | 150GB |
|---|---|---|---|---|---|
| 10Mbps | 約2時間13分 | 約6時間40分 | 約11時間7分 | 約22時間13分 | 約33時間20分 |
| 50Mbps | 約27分 | 約1時間20分 | 約2時間13分 | 約4時間27分 | 約6時間40分 |
| 100Mbps | 約13分 | 約40分 | 約1時間7分 | 約2時間13分 | 約3時間20分 |
| 300Mbps | 約4分 | 約13分 | 約22分 | 約44分 | 約1時間7分 |
| 1Gbps | 約1分 | 約4分 | 約7分 | 約13分 | 約20分 |
※理論値をもとにした目安です。実際の速度は回線の混雑状況や機器の性能によって変動するため、体感の所要時間はこれより長くなるのが一般的です。ちなみに人気タイトルの多くは50GB〜150GB程度の容量になることが多く、100Mbps前後の回線だと1〜3時間程度が一つの目安になります。
回線の種類によっても体感速度は変わる
ここまでは「回線速度が何Mbpsか」という話でしたが、実は回線の種類そのものによっても、Steamのダウンロードのしやすさは変わってきます。
光回線は上り下りとも安定した速度が出やすく、大容量のダウンロードには一番向いています。一方、Wi-Fiルーター経由の接続は、壁や電子レンジなどの障害物、他の接続機器との混線によって、契約上の速度より実際の速度が落ちやすい傾向があります。ダウンロードが遅いと感じたら、一度LANケーブルで有線接続を試してみる価値があるのはこのためです(詳しくは後述の「有線接続・LANケーブル交換」を参照してください)。
また、WiMAXやポケットWiFi、ホームルーターのような無線回線を自宅のメイン回線として使っている場合は、少し注意が必要です。多くのプランには「3日で10GB」のような通信量の上限が設定されており、上限を超えると数百kbps程度まで速度が絞られることがあります。Steamの大型タイトルはこの上限に一気に達してしまうことがあるため、ダウンロードが遅いのではなく、実は速度制限にかかっているだけというケースも少なくありません。心当たりのある方は、契約中のサービスで直近の通信量がどうなっているか、一度マイページなどで確認してみることをおすすめします。
WiMAXの速度制限の仕組みについては、以下の記事で条件や回避策を詳しく解説しています。
ホームルーター(置くだけWiFi)についても、公称の速度とは別に速度が出づらくなる仕組みがあります。SoftBank Airを例にした記事ですが、考え方は他のホームルーターにも共通します。
逆に、Steamのダウンロードを含めてとにかく安定した速度を重視したい方は、工事は必要になるものの光回線が最有力候補です。ホームルーターとの比較は以下の記事にまとめています。
Steamのダウンロードに時間がかかるときの改善策8つ

回線を疑う前に、まずは今すぐできる設定変更から試してみましょう。上から順に、手軽なものから並べています。
- Steamでのダウンロードキャッシュのクリア
- Steamでのダウンロード地域の変更
- ダウンロードの帯域制限を変更する
- ファイアウォールの無効化
- ディスク使用率の高いプログラムを停止する
- インターネット接続の確認
- Steamの再インストール
- 【番外編】有線接続・LANケーブル交換

1.ダウンロードキャッシュのクリア
古いキャッシュデータが溜まりすぎると、動作の重さにつながることがあります。まずはここから試してみてください。
- ログインしたら、メイン画面の 左上にある「Steam」をクリック
- 設定を選び、左側にある「ダウンロード」をクリック
- 下部にある「ダウンロードキャッシュ 」をクリックして「OK 」
以上でキャッシュのクリアは完了です。
2.Steamでダウンロード地域を変更
意外と見落とされがちですが、Steamが自動選択しているダウンロード地域が必ずしも最適とは限りません。手動で近隣の地域に切り替えるだけで速度が改善することもあります。
これは、Steamのダウンロードが世界各地に分散したコンテンツサーバーから配信されており、自動選択された地域のサーバーがたまたま混雑していたり、経路上の接続が不安定だったりすることがあるためです。手動で近隣の別地域に切り替えると、空いている・経路の良いサーバーに繋ぎ直すことになり、結果的に速度が改善するケースがあります。
- Steam を起動します。左上にある「Steam」をクリック
- 左側にある「ダウンロード」をクリック
- ダウンロード地域で他の地域に変更、選択したら「OK」をクリック
3.Steamのダウンロード帯域制限を変更
意外な盲点なのが、この帯域制限設定です。過去に何らかの理由で制限をかけていた場合、それが原因でダウンロードが遅くなっていることがあります。心当たりがなくても一度確認しておいて損はありません。
- STEAMを起動し左上の「Steam」をクリック
- 左側にある「ダウンロード」をクリック
- 制限の下にある帯域を「無制限」に設定
4.セキュリティソフトを一時的に無効化
セキュリティソフトがバックグラウンドで常時スキャンをしていると、Steamの関連ファイルの読み書きが妨げられ、結果的にダウンロード速度が落ちることがあります。
心当たりがある場合は、ダウンロード中だけ一時的に停止して試してみてください。
5.ディスク使用率の高いプロセスを停止
バックグラウンドの他のアプリがディスクを占有していると、Steamのダウンロードにも影響します。
- スタートを右クリックし「タスクマネージャー」をクリック
- 現在使用率の低いプロセスや不要なプロセスを右クリック
- 「タスクの終了」をクリックして終了
6.インターネット接続を確認
接続が不安定な状態では、そもそも快適なダウンロードは望めません。

まずは上記のようなサイトで現在の通信速度を確認しましょう。そのうえで問題がなければ、次の項目を一つずつ潰していきます。
- パソコンを再起動
- バックグラウンドアプリと利用しないタブをオフに
- ネットワークドライバーを更新
- DNSキャッシュをクリア
- DNSサーバーを変更
- プロバイダーの情報を確認
ここまで試して改善が見られない場合、正直なところ設定でどうにかできる範囲を超えている可能性が高いです。長くSteamを快適に楽しみたいなら、そろそろ回線そのものの見直しを検討するタイミングかもしれません。
7.Steamの再インストール
- Steamを起動し左上の「Steam」をクリック
- 「ゲームのバックアップと復元」をクリック
- 「プログラムのバックアップと復元」をクリック
- 「現在インストールされているプログラムをバックアップする」を選択
- バックアップするゲームを選択
- 指示に従ってゲームのバックアップに必要なファイルを選択しファイル名を作成して「次へ」をクリック
- バックアップが完了したらSteamを終了
- ランボックスに「appwiz.cpl」を入力し「OK」をクリック
- Steamを右クリックし「アンインストール」をクリック
- Steamの公式サイトからSteamをダウンロードしてインストール
- 新しいSteamを起動したら左上の「Steam」をクリックして「ゲームのバックアップと復元」をクリック
- 「プログラムのバックアップと復元」をクリック
- 「以前のバックアップを復元する」の前にあるチェックボックスにチェックを入れる
- 先ほどバックアップしたフォルダを選択し、再インストールするゲームを選択
【番外編】有線接続・LANケーブル交換
Wi-Fi接続で速度に不満がある場合、まずはLANケーブルで有線接続に切り替えてみてください。これだけで体感速度が変わることも珍しくありません。
LANケーブルにはグレードがあり、グレードによって最大通信速度が異なります。
| CAT(カテゴリー) | 最大通信速度 | 伝送帯域 |
|---|---|---|
| CAT5 | 100Mbps | 100MHz |
| CAT5e | 1Gbps | 100MHz |
| CAT6 | 1Gbps | 250MHz |
| CAT6A | 10Gbps | 500MHz |
| CAT7 | 10Gbps | 600MHz |
| CAT7A | 10Gbps | 1000MHz |
| CAT8 | 40Gbps | 2000MHz |
Steamを本格的に楽しみたい方、ゲーミングPCをお使いの方には速度・コスパ・使い勝手のバランスが良いCAT6A規格がおすすめです。CAT6とCAT6Aは名前が似ていて間違えやすいので、購入時はご注意ください。
【2026年9月最新版】Steamむけ光回線を徹底比較
ここまでの方法を一通り試しても改善しない場合、PCでもSteam側でもなく、回線そのものがボトルネックになっている可能性が高いです。
その場合、いくら設定をいじってもダウンロード速度の抜本的な改善は見込めません。回線自体の見直しをご検討ください。
以下、国内に約30社ほどある光回線プロバイダの中から、ダウンロード速度の向上が期待できる回線をピックアップしてご紹介します。
モバイル回線と違い、光回線選びのポイントはシンプルに実質月額の金額です。
キャッシュバック額だけに目を奪われず、スマホセット割や工事費まで含めた「契約期間中の総費用÷月数」で比較したうえで、お得なプロバイダを選びましょう。
| 利用回線 | 戸建て実質月額 | マンション実質月額 | CB(キャッシュバック) |
|---|---|---|---|
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4,941円 | 3,621円 | dポイント:2,000pt CB:20,000円 |
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4,513円 | 4,513円 | 45,000円 |
![]() |
4,349円 | 2,193円 | 戸建:61,000円 集合住宅:51,000円 |
| 4,999円 | 3,459円 | 47,000円 | |
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4,459円 | 3,359円 | 戸建:40,800円 |
![]() |
4,690円 | 2,370円 | 11カ月間1,000円引/月 戸建:43,000円 集合住宅:40,000円 |
![]() |
3,657円 | 1,957円 | 戸建:45,000円 集合住宅:50,000円 |
![]() |
5,258円 | 3,982円 | 30,000円 |
![]() |
5,809円 | 4,489円 | 戸建:19,000円 集合住宅:16,000円 |
![]() |
7,076円 | 5,288円 | なし |
※上記は2026年4月時点の調査データです。価格は時期や期間で変動するため、お申し込み前に必ず公式ページで最新料金をご確認ください。
【最安値はココ】光回線は申し込み窓口選びが大切!
同じ回線でも、申込窓口(契約プロバイダ)によってキャッシュバックやポイント還元には大きな差が出ます。窓口選びは光回線選びと同じくらい大切なポイントです。
たとえば光回線の代名詞であるフレッツ光の場合、知名度は高いものの、キャンペーンやキャッシュバックが少なく、結果的に月額費用は割高になりがちなので注意しましょう。
2026年9月時点で、キャッシュバック額と工事費などを基準に比較すると、以下5社の申込窓口が割安でした。気になる回線があれば、まずは公式ページで開催中のキャンペーン内容をチェックしてみてください。
| 利用回線 | 最安申込先 | 2026年9月の最安申込ページ |
|---|---|---|
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NURO光公式サイト | https://www.nuro.jp/ |
| アウンカンパニー | https://softbank-hikaricollabo.com/ | |
![]() |
GMOとくとくBB | https://gmobb.jp/ |
![]() |
NNコミュニケーションズ | https://xn--biglobe-kc9k.com/ |
![]() |
アウンカンパニー | https://cmf-hikari.net/ |
![]() |
GMOとくとくBB | https://gmobb.jp/ |
※コミュファ光は中部エリア限定のお申し込みとなります。
よくある質問
Steamのダウンロードは何Mbpsあれば十分ですか?
一般的な用途であれば100Mbps前後あれば十分快適です。100GB前後の大型タイトルでも、上記の早見表の通り2時間程度で完了します。複数人で同時に使う家庭や、頻繁に大型タイトルを購入する方は、300Mbps以上あるとより快適です。
光回線とWi-Fi、Steamのダウンロードが速いのはどちらですか?
条件が同じであれば光回線(有線接続)の方が安定して速くなります。Wi-Fiは障害物や電波干渉の影響を受けやすく、契約上の速度が出ないことも珍しくありません。ダウンロード中だけでもLANケーブルで有線接続に切り替えると、体感速度が変わることがあります。
ダウンロード中にPCを使っても大丈夫ですか?
問題ありません。ただし、動画視聴や他の大容量通信を同時に行うと、回線の帯域を分け合う形になり、ダウンロード速度が低下します。急いでいるときはダウンロードに専念する方が早く終わります。
Wi-Fiルーターを買い替えれば速くなりますか?
ルーターが古すぎる、あるいは規格が対応していない場合は改善することもありますが、多くの場合は契約している回線プランの上限速度がボトルネックになっています。買い替え前に契約プランの上限速度を確認することをおすすめします。
まとめ
Steamのダウンロードが遅い場合の原因の探り方と、それぞれの対処法をご紹介しました。
多くの場合、まずはSteam側の設定変更や再インストールで解決します。それでも改善しない場合は、PCのスペックか、ネット環境そのものに原因があるケースがほとんどです。
とくに「設定はひと通り試した、でも変わらない」という方は、回線の見直しが一番の近道になることが多いです。快適にSteamを楽しむためのPC環境・回線環境づくりの参考に、本記事がお役に立てば幸いです。















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