人気の2機種、HUAWEI製のL01sとL02を徹底比較した上で「どっちが速い?」「どっちの方がつながる?」などなど購入前に気になる通信速度や受信感度について実験してみました。果たしてオススメ機種はどっちなのか!?
- 双方ともHUAWEI製のため使い勝手に大きな違いなし
- 旧モデルのL01sでもじゅうぶん快適
- ただし条件が一緒ならL02を選ぶのが正解!
L02とL01sの速度比較実験の感想と当ブログの結論
「どちらがおすすめ機種なのか結論から先に知りたい!」
こんなお時間のない方のために、まずは簡単に今回の速度比較実験を振り返り、その結果、導き出された当ブログの結論から発表します!
【嘘っ!?】2機種にはスペックほどの速度差は無い!!
速度比較実験の結果に関しては後ほどじっくり解説しますが、まずは今回の実験の結果をわかりやすく表でまとめてみたのでご覧ください。
【L02】 |
【L01s】 |
|
---|---|---|
端末の近く | 44.6Mbps | 44.5Mbps |
離れた場所 | 26.9Mbps | 22.6Mbps |
屋外で測定 | 14.6Mbps | 14.2Mbps |
3地点での平均速度 | 28.7Mbps | 27.1Mbps |
おすすめ度 | [star rate=”5″] | [star rate=”4.5″] |
端末の近く、離れた場所、屋外での実測、どの場所においてもL01sにくらべ最新機種のL02の方が微妙に通信速度が速かったのがお分かりかと思います。よって本記事の結論はシンプルにこうです。
L01sも地味に大健闘だった!!
しかし裏を返せば2台の実測値にはカタログスペックの違いほど大きな通信速度の差、受信感度の差はみられず、どの時間帯においてもわずか数Mbps程度の違いに過ぎませんでした。(むしろ旧モデルのL01sの数値の方が上のケースもチラホラ見受けられました)なので…
「基本どちらを選んでも正解!」
一部の1Gbpsに対応した都心部の方をのぞき、旧モデルのL01sを選んでもL02と同じレベルで動画視聴、ネットサーフィンをサクサク快適に楽しめるのでご安心ください。
しかし今後3年間にアンテナや基地局はさらに増設されて通信環境はグッと良くなるはず。そうなると下り1Gbpsに対応しているL02の方が将来的に有望かも知れません!!
またL02を前提にプロバイダを選ぶなら、端末0円かつ月額料金の安いプロバイダだと確実に割引されるので安心です。
L02とL01sを3つの角度から比較してみた
2台を実測する前に、「そもそも2台はソックリだけど何が違うの?」という方。端末の基本スペックは?外観の違いは?2台の操作方法は一緒なの?…などなどL02とL01sを2台ならべて違う部分と一緒の部分をズバッと解説します!
【スペック比較】圧倒的すぎるL02の通信速度と新機能
まずはL02とL01s双方のカタログスペックをご覧ください。
【L02】 |
【L01s】 |
|
---|---|---|
製造元 | HUAWEI | HUAWEI |
発売時期 | 2019年1月 | 2018年1月 |
サイズ・重量 | 約93×93×178mm・約436g | 約93×180×93mm・ 約450g |
連続通信時間 | 下り最大1Gbps (※Wi-Fi接続時最大867Mbps) 上り最大75Mbps |
下り最大440Mbps 上り最大30Mbps |
Wi-Fi規格 | 802.11a/b/g/n/ac | 802.11a/b/g/n/ac |
ビームフォーミング | あり | なし |
最大接続可能台数 | 最大40台 | 最大42台 |
L01sが発売された約1年後にL02が発売。たった1年ではありますが
下り最大の通信速度が440Mbps→1Gbps
ビームフォーミング機能により受信感度アップ
など随所に進化がみられますね。一方、サイズ感や全体的なデザインはほぼ一緒。また同時に接続できるwi-fi機器の台数は微妙に旧モデルのL01sの方が2台多いようです。
ビームフォーミング機能とは?
ビームフォーミング機能とは、装備されたアンテナを使って、受信側の端末の位置や動きを察知して端末の位置を狙って電波のビームを形成できるため、つながりやすさなどを改善させる機能です。
ではカタログスペックだけでは読み取れない外観の雰囲気や操作方法などを2台をじっさいに比較しながら解説していきます。
【外観の違い】ややデザインが違うが大きな差はない
2台をならべて正面から見るとこんな感じ。どちらも同じ太さの円柱状で、サイズ感としては「ステンレスの水筒やペットボトルより一回り太い」サイズとなります。
デザイン的に大きく違いを感じたのは角(エッジ)の形状です。
デザイン的な違いとしては、旧モデルのL01sは角が立ってシャープな印象なのに対し、L02は角がラウンドしていてソフトな印象ですね。微妙に違い、どちらが良い悪いではなく好みの問題といえるでしょう。
【操作方法を比較】操作方法は一緒
気になる操作方法ですが、L01sは正面のランプ部に「アップデート」「モード切り替え」ボタンが配置されていましたがL02では上記のように丈夫に独立して配置されています。
また細かい各種機能を設定する場合、L01sの際はwi-fi接続またはLAN接続したPCのブラウザ経由で「Speedwi-fiHOME設定ツール」を起動して行いましたが、今回のL02でも一緒でした。
ポケットwi-fiと違い置くだけwi-fiのL02やL01sにはディスプレイがないため、端末本体で詳細の設定を行うのです!
【衝撃の結末!!】L02とL01sを環境を変えて実測した結果
「で、結局L02とL01sどちらが速くて受信感度が上なの?」それではお待ちかね、2台の速度比較実験の結果にうつります。今回の比較実験の条件や時間帯を説明した上で、測定場所ごとに実測値を一覧で比較していきます。
速度比較実験の条件と3つの注目ポイント
測定時間帯 | 平日の午前、お昼休み、夜間の3回 |
---|---|
測定場所 | 端末の近く~屋外の電波の届きづらい離れた場所まで |
測定方法アプリ | Speedtest.net |
※すべての実測は当ブログ編集長の自宅(都内某所の一戸建て住宅)で行われています
またこの手の速度比較実験は、正直、他サイトでもよく見かけます。他サイトと同じスタイルの実験だと面白くないため以下の3つのポイントに注目して測定してみました。
POINT① 時間帯をわけて測定
本来、単純に2台の速度比較ならば昼または夜の1回の実験でも十分ですが、WiMAXの利用がお昼メインの人もいれば夜間メインの人もいるはず。そこで「午前・午後・夜間」の3回にわけて実測することにしました。
POINT② 端末から離れた場所でも測定
通信速度とは別に「2階とか寝室など自宅内で端末から離れたでも受信できるの?」という受信感度の部分が気になっている人も少なくありません。そこでアンテナ性能やビームフォーミング機能を比較するために、「端末のすぐ隣・端末は1階で測定場所は2階」という幾つかのパターンで実測してみました。(※さらに番外編では受信できる限界の場所でも実測!!)
POINT③ 同じスマホを2台用意して条件を完璧に一緒に!
また、この手のスピードテストは通常だと1台のスマホやPCで行うのが普通ですが、上記の測定風景の写真のように同じスマホを2台用意してまったく同じタイミングでスピードテストを行いました。結果、L02とL01sを完全に同条件かつ同時に実測することができたので、純粋に「ルーターの実力の差」が確認できました。
L02とL01sの実測値一覧
では至近距離、離れた距離(1階と2階)、スマホを屋外に落ちだしてさらに離れた距離で実測した結果を1つ1つ順に説明していきます。
端末の真横に置いて至近距離で実測した結果
まずは端末のすぐ横に測定用のスマホをセットして「超近距離」で実測してみました。
※イラストが外の花壇で測定している風ですが、じっさいには自宅内のPCデスク上ですw。
【L02】 |
【L01s】 |
|
---|---|---|
午前中(9時前後) | ||
午後(お昼休み時間帯) | ||
夜間(21時前後) | ||
平均速度(下り最大) | 44.6Mbps | 44.5Mbps |
とはいえ、正直L01sとの速度差は微妙な程度。このレベルの速度差なら普通にネットサーフィンして動画視聴するレベルではどちらを選んでも大きな差はなく、ほぼ体感できないレベル…ある意味、この程度の差は引き分けといえるでしょう。
ちょっぴり差がついた1階~2階での測定
今度は「内臓アンテナの違い」だったり「ビームフォーミング機能」を確認するため、端末を1階のデスク、実測用のスマホを2階の1番奥まった場所に移動させて測定しました。
【L02】 |
【L01s】 |
|
---|---|---|
午前中(9時前後) | ||
午後(お昼休み時間帯) | ||
夜間(21時前後) | ||
平均速度(下り最大) | 26.9Mbps | 22.6Mbps |
「うん! ここでも微妙にL02のほうが上!!」
内臓アンテナの性能、新機能のwi-fiビームフォーミング機能など…受信感度アップが期待できる機能が盛り沢山のL02ではありますが、正直L01sと決定的な通信速度の差はみられず、数字でいうと「わずか4Mbps程度の差」でした。
つまり裏を返せばHUAWEIのホームルーターは、ビームフォーミング機能なしでも十分にバリバリ受信できるアンテナを装備している…ということですね。
【番外編】L02とL01sを室内にセットしたまま屋外で測定
1階~2階と離れた測定場所にもかかわらず、驚愕の30Mbps前後という数字を叩き出したL02とL01s。正直2階でここまでバリバリ受信するのは予想外でした。そこで今度は…
「もしかして外でも受信できるのでは!?!?」
と素朴が疑問が生じたため、番外編としてL02とL01sを室内にセットしたまま屋外で実測してみることにしました。
「端末から距離が遠く壁や塀など障害物があっても受信できるの?」「受信できたとして何Mbps出るの?」さっそく測定結果をみていきましょう。
【L02】 |
【L01s】 |
|
---|---|---|
午後(お昼休み時間帯) | ||
夜間(21時前後) | ||
さらに離れた歩道 | ||
平均速度(下り最大) | 14.6Mbps | 14.2Mbps |
「ぬおおっ!! ここでも僅差でL02が逃げ切り!!」
受信エリアの限界近くになるとL02の方が明らかに安定するはずだろう…と大圧勝すると予想したのですが、予想外にここでも僅差でL02の勝利でした。数字としては0.4Mbps程度なので完全に引き分けといえるでしょう。
というか、それ以前に室内のホームルーターの電波が屋外の歩道でも10~20Mbpsで受信できるとか凄くないですか? どちらも十分すぎる受信感度なのがわかりました。
【L02が無料!!】月額料金がお得だった2社を発表
端末が決まれば残す問題はプロバイダ選び。当ブログがL02が無料、かつ月額料金が1番お得なプロバイダを探るべく主要プロバイダを6社に絞り込んでみました。果たして最終的に残った最安値の2社はどこ??
WiMAX主要6社のL02価格と3年間の総費用
いくらL02が無料で月額料金が安くても、素性の知れない怪しいプロバイダや変な高額オプションに加入させられるような会社を選ぶと後悔します。そこで当ブログがリアルなクチコミ情報をふまえ、L02が無料かつ月額がお得だった会社を6社に絞り込んでみました。
特典の詳細 | 実質料金(3年総額) | |
---|---|---|
35,000円(変動あり) ※ただし手続きは11ヶ月後 |
120,160円 155,160円(CB貰えない場合) ※CB変動制のため3.5万で算出 |
|
3段階の月額割引 | 133,368円 | |
30,000円 ※ただし手続きは12ヶ月後 |
129,310円 159,310円(CB貰えない場合) |
|
一律の月額割引 | 133,320円 | |
3段階の月額割引 | 131,491円 CBなしの最安値 |
|
契約直後と1年後のCB×2回 | 118,100円 CBありの最安値 134,100円(CB貰えない場合) ※ただしCBの1.6万はAmazonギフト券 |
基本、上記6社の中から選んでもらえばかなりお得にL02が使い倒せるでしょう。しかし中には
「うーーん6社全てを比較するのも大変だ…」
という人もいるハズ。そこで次項では編集部が6社→最安値の2社に絞り込んでみたので参考にしてみてください。
最終的にL02がお得につかえる2社はココ!
結論からいうと、2024年12月現在L02を最安値で契約できるプロバイダは以下の2社だと当ブログは考えます。
おすすめのタイプ | 3年間の総費用 | |
---|---|---|
面倒な1年後のCB受取手続きを忘れずに行う自信がない | 131,491円 CBなしの最安値 |
|
契約直後と1年後のCB申請手続きならできそうな人 | 118,100円 CBありの最安値 134,100円 (CB貰えない場合) |
「GMOのような1年後のCB受取手続きなんて無理」という人なら、最初からキャッシュバックを撤廃して100%貰える月額割引を提供するBroad WiMAXが総費用が1番お得です。
一方、「GMOとくとくBBのような面倒な手続きは嫌だけど簡単なURLを申請する程度の手続きなら問題ない」という人。こんな人だったらGMOとくとくBBよりも今話題のJP WiMAXの方が実質的にお得です。今ならjpwimaxよりお得! ▶GMOとくとくBBを詳しく見る
【まとめ】どちらも優秀!! 金額しだいではL01sもアリ
以上、今回はL02とL01sの2機種でお悩み中という方の気になるであろう…
通信速度の違い(どちらが速い会社)
受信感度の違い(離れた場所でも受信できるか)
を実際に2機種を並べて実測してみました。結論としては…
と素直に思いました。外観も操作方法もサイズ感も一緒、さらに通信速度や受信感度も決定的な違いがないため、節約派の方だったら敢えてL01sを選ぶのも普通にアリだと思いますよ。
以上、今回の速度比較実験のまとめでした。ぜひ本記事を参考にアナタにピッタリのホームルーターをお得に申し込んでみてください!
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