- eSIMって本当に便利なの?
- 自分の端末は対応してる?
- Wi-Fiルーターと比べてどっちがいい?
~本記事ではこんな悩みを解消します~
昨今注目を集めているeSIM(イーシム)。物理的なSIMカードが不要で、オンラインで即時開通できる便利なサービスですが、実は注意点もあります。
今回は10年以上のネットワーク機器営業経験を活かし、eSIMの基礎知識から活用法まで、メリット・デメリットを含めて徹底解説します。
- eSIMは端末の対応確認が必須
- 複数人での利用ならWi-Fiルーターが有利
- 用途に応じた使い分けが重要
eSIMとは?基礎知識
スマートフォンの通信に革新をもたらしたeSIM。従来の物理的なSIMカードと異なり、端末にデータをダウンロードするだけで利用できる新しい規格です。ただし、すべての端末で使えるわけではなく、家族旅行などでは従来のWi-Fiルーターの方が便利なケースも多々あります。
まずは、eSIMの基本的な仕組みと特徴について詳しく見ていきましょう。
eSIMの仕組みと特徴
従来のSIMカードは物理的な入れ替えが必要でしたが、eSIMはオンラインで設定を完了できます。この違いは、特に海外渡航時の手続きを大きく簡略化します。
ただし、この利便性を享受するためには、いくつかの前提条件をクリアする必要があります。
特に重要なのが端末の対応状況です。最新のiPhoneやAndroidスマートフォンの多くはeSIMに対応していますが、機種やモデルによっては利用できない場合があります。
- 物理的なSIMカード不要
- オンラインで即時開通
- 複数のプロファイル保存可能
- 端末の対応確認が必須
対応機種・キャリア一覧
eSIMの利用には、端末とキャリアの双方が対応している必要があります。最新の端末でも、モデルによってはeSIMに対応していない場合があるため、事前の確認が極めて重要です。
- iPhone:XS以降のモデル
- Google Pixel:3以降のモデル
- Samsung:S20以降の一部モデル
- その他Android:機種により要確認
「端末が対応していると思い込んでいたら、実は非対応モデルで現地で慌てることに。事前確認は必須です。」
従来型SIMとの違い
従来型のSIMカードとeSIMには、使用方法から機能まで様々な違いがあります。特に注目すべきは、物理的な制約からの解放と、それに伴う新しい可能性です。
- 物理的な入れ替え不要
- 複数プロファイルの保存可能
- 紛失のリスクなし
- 即時開通が可能
- 物理的な入れ替えが必要
- 1枚のみ利用可能
- 紛失のリスクあり
- 到着まで待機必要
eSIMのメリット
eSIMは、海外での通信手段として多くの利点を持っています。特に一人旅や出張など、個人での利用の場合はその利便性が際立ちます。ただし、家族旅行などの複数人での利用では、Wi-Fiルーターの方が経済的で使い勝手が良い場合も多いため、状況に応じた選択が重要です。
手続きの簡便さ
eSIMの最大の魅力は、その手続きの簡便さにあります。従来のように実物のSIMカードを待つ必要がなく、申し込みから利用開始までわずか数分で完了します。
- オンラインで完結
- 24時間即時開通可能
- QRコードで簡単設定
- 物理的な受け取り不要
おすすめの海外Wi-Fiレンタルサービス
海外Wi-Fiレンタルサービスは数多く存在しますが、渡航先や利用期間、対応端末がそれぞれ異なるため、単純な料金比較だけでは最適なサービスを選ぶことは困難です。
実際、旅行中はホテルのWi-Fiが快適だったり、終日観光で外出しない日もあるでしょう。そんな時、日額固定料金のサービスを契約していると、結果的に予想外に割高になってしまうことも・・・。そこで最近では「使った分だけプラン」を選ぶ利用者が増えています。
- 実際の利用日数を考慮した料金プラン
- 渡航先でのカバーエリアの広さ
- 通信速度と容量制限の有無
- サポート体制の充実度
ここでは話題の「使った分だけ支払う格安プラン」から、手厚いサポート付きの「安心プラン」まで、特徴的な4社のサービスをピックアップしてご紹介します。自分の旅行スタイルに合わせて、最適なサービスを選んでください。
料金は使った分だけ!海外WiFiレンタルショップ
結論からいうと2024年12月現在、イチバンお得なレンタルWi-Fiは海外WiFiレンタルショップでした。
海外WiFiレンタルショップは、他社にはない画期的な料金システムで旅行者の注目を集めています。最大の特徴は、電源を入れた日のみ通信料が発生する仕組みです。
実は私も営業時代、海外出張の多いお客様には「使った分だけ」の料金体系を重視してこちらをおすすめしていました。特に長期滞在で通信量が読めない方には、後から高額請求されるリスクが少なく安心です。
一般的な海外レンタルWi-Fi | 海外WiFiレンタルショップ | |
---|---|---|
基本料金 | 日額固定料金 or 通信量別料金 | レンタル料(200円/日)+通信料 |
課金方式 | レンタル期間中毎日課金 | 電源ONの日のみ通信料課金 |
未使用日 | 料金発生 | レンタル料のみ (通信料0円) |
料金計算 | 複雑な場合あり (プラン、通信量により変動) |
シンプル (使用日数×(レンタル料+通信料)) |
通信費用 | 固定料金のため一定 | 未使用日の通信料カット可能 |
- 電源を入れた日のみ料金発生で容量を気にせず利用可能
- 端末レンタル料が業界最安級の220円/日
- 24時間365日の安心サポート体制
- 10台まで同時接続可能
「オンライン会議の多い日は無制限プラン、観光メインの日は低容量プランと、日によって使い分けられるのが便利です」
さらに、料金体系がシンプルなのも大きな魅力です。「通信料+レンタル料」の明快な構造で、複雑な計算は一切不要。これにより、旅行前の予算計画が立てやすく、旅行中も安心して利用できますよ。
イモトのWiFi
- 端末レンタル料が完全無料
- 現地の通信会社と直接契約で安定した通信品質
- 国内7空港での受け取り・返却に対応
- 日本人オペレーターによる24時間サポート
通信の安定性を重視される方におすすめです。リモートワークやオンライン授業など、確実な通信が必要な方に特に人気があります。料金は若干高めですが、端末料金が無料なので、短期利用の場合はトータルコストで見るとお得になることも。
- プラン変更が柔軟に可能
- 補償オプションが充実
- Amazon Payでの支払いにも対応
- 空港カウンターでの当日受け取りも可能
WiFiBOX
「海外旅行中も自宅のように動画視聴やネットサーフィンを制限なく楽しみたい…」そんなわがままな旅行者の方に最適なのがWiFiBOXです。
「390円~/1日」というレンタルwi-fi業界でも最安級の価格はもちろん、
そう・・・レンタルwi-fiの中でも数少ない無制限プランのある会社です。
- 無人BOXで24時間受け取り・返却が可能
- 周遊プランが充実(アジア・欧州・北米・世界)
- バッテリー持続時間が最大12時間と長い
- 最新型の薄型軽量ルーターを採用
私のおすすめは周遊プランです。特にアジア周遊は500MBプランが590円からと破格の安さ。深夜到着や早朝出発の多いビジネス利用でも、無人受け取りなら時間を気にせず利用できます。
「東南アジアを3ヶ国周遊した際、プランの切り替えがスムーズで助かりました。空港の受け取りBOXも分かりやすい場所にありました」
グローバルwi-fi
グローバルwi-fiの料金システムは、現地の通信会社の回線を直接利用できる現地の方と同じ品質で利用できるレンタルwi-fiで、定額制なので追加料金の心配もなし。
- 国内最多の19空港で受け取り可能
- 300MBから無制限まで幅広いプラン展開
- 渡航中のデータ容量追加に対応
- LINE・Skypeでのサポートにも対応
大手らしい安定感が魅力です。特に空港受け取りの場合、国内最多の19空港に対応しているため、地方在住の方にも使いやすいのが特徴。端末料金は高めですが、長期のご利用なら割引プランも用意されています。
利用日数と渡航先、そして通信の利用目的によって最適なサービスは変わってきます。特に長期滞在の場合は、料金だけでなく受け取り・返却方法や補償内容まで含めて検討することをおすすめします。
「かんたん料金シミュレーター」で国とプランを選択すれば、たった5秒で1日のレンタルwi-fi料金が見積もりできるのでお試しください♪
コスト面での優位性
eSIMは初期費用や維持費の面でメリットがあります。特に、短期の渡航や一人での利用の場合、従来型のSIMカードと比べてコストを抑えられる可能性が高くなります。
ただし、これは利用状況によって大きく変わってくる点に注意が必要です。例えば家族旅行などで複数人が利用する場合は、一台のWi-Fiルーターを共有する方が、一人あたりのコストを大幅に削減できます。
- 利用期間の長さ
- データ使用量
- 同時利用人数
- 端末の対応状況
複数回線の併用可能性
eSIMの大きな特徴として、一台の端末で複数の回線を使い分けられる点があります。これは、ビジネスと私用の使い分けや、複数国を周遊する際に特に威力を発揮します。
- 国ごとに最適な回線を選択可能
- ビジネス用・プライベート用の分離
- バックアップ回線としての利用
- 通信事業者の切り替えが容易
eSIMのデメリット
eSIMには便利な面が多い一方で、いくつかの重要な制限や注意点も存在します。特に、端末の対応状況や通信エリアの制約は、旅行前に必ず確認しておくべき重要なポイントです。
対応端末の制限
最新のスマートフォンでも、必ずしもすべての機種がeSIMに対応しているわけではありません。特に、Android端末では機種やモデルによって対応状況が大きく異なります。
「最新機種だと思っていたのに、実はeSIM非対応でした。渡航直前に気付いて、急遽Wi-Fiルーターをレンタルすることに…」
通信エリアの制約
eSIMサービスは、従来のSIMカードと比べて対応エリアが限定される場合があります。特に、郊外や地方都市では通信が不安定になりやすく、Wi-Fiルーターの方が安定した通信が期待できることも。
- 安定した通信速度
- 広いカバーエリア
- 複数人での同時利用可能
- 端末を選ばない
サポート体制の違い
eSIMは比較的新しいサービスのため、トラブル時のサポート体制が従来のサービスと異なる場合があります。特に、現地での問題発生時に即座の対応が難しい可能性があります。
- 24時間サポート体制の有無
- 日本語対応の可否
- 現地でのサポート拠点
- 代替機の提供可能性
eSIMの賢い使い方
eSIMを最大限活用するには、適切な準備と使い方の理解が重要です。特に、初めて利用する場合は、渡航前に十分な確認とテストを行うことをおすすめします。
申込から設定までの手順
eSIMの利用開始には、いくつかの重要なステップがあります。特に初めて利用する場合は、早めに準備を始めることをおすすめします。
- 端末の対応確認
- プランの選択と申し込み
- QRコードの受け取り
- プロファイルのダウンロード
- 通信テスト
おすすめの利用シーン
eSIMは特定のシーンで特に威力を発揮します。ただし、旅行の形態や同行者の有無によっては、Wi-Fiルーターの方が適している場合もあります。
- 一人旅や出張
- 複数国を周遊する旅行
- 短期の海外滞在
- 急な渡航が必要な場合
- 家族旅行や団体旅行
- 長期滞在
- 複数デバイスの利用
- 安定した通信が必要な場合
トラブル防止のポイント
事前の準備と適切な設定で、多くのトラブルを未然に防ぐことができます。特に以下のポイントは、必ずチェックしておきましょう。
- 出発前の動作確認
- バックアップ手段の確保
- 通信容量の確認
- 現地サポート体制の確認
まとめ
以上、eSIMの基礎知識から活用法まで徹底解説しました。
個人での利用ならeSIMの手軽さが魅力的ですが、複数人での旅行の場合は、Wi-Fiルーターの方が経済的で使い勝手が良い場合も多いです。
ご自身の旅行スタイルに合わせて、最適な通信手段を選択してください。