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【高層階・タワマンでも受信可能】ポケットwi-fiを高層ビルの25~47階で実測テスト

2024 5/04
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ポケットWiFiってタワマン・高層階でも受信できるの?

もしかして高層ビルでもポケットwi-fiが快適なのかお悩みですね?

「高層ビルには弱い…」と噂の多いポケットWiFi、噂は果たして真実なのか!?
じっさいに都内4か所の高層ビル(25~47階)に上ってY!mobileとWiMAXを持ち込んで速度テストしてきました。

要点まとめ
  • 25~47階の高所でもY!mobile、WiMAXどちらも快適だった
  • しかし高層階になるほどY!mobileは数値がジリジリ落ちた
  • 逆にWiMAXは地上階とほぼ同レベルの数値を記録

結論から先にいうと、25~47階のどの高さでも地上階と変わらずバリバリ受信できましたのでご安心ください。
ただしY!mobileとWiMAXでは微妙に受信状態に差がありましたのでご注意ください。

すぐに都内の高層ビル4か所の実測値をみる

※あくまで当調査で利用した端末、測定場所による結果です。お住まいのエリアや選ぶ機種により結果はかわることをご了承ください。

目次(記事内にアフィリエイト広告が含まれる場合があります)

と実測した高層ビル4か所と調査対象の2機種

高層ビル・タワマン

実測値の発表の前に、今回当ブログが選んだポケットwi-fi2社と速度テストを行った都内の高層ビル4か所をご紹介します。

Y!mobile、WiMAXを選んだ理由

2024年12月現在、ドコモやauなどでもポケットwi-fiを契約できますが、スマホキャリアで契約してしまうと

  • 月額料金が割高
  • 月間無制限プランが無い

という理由から、たとえ高層ビルで快適だとしても料金や使い勝手で満足できないため除外しました。

そもそもauはWiMAX、ソフトバンクはY!mobileと使用する回線は一緒です。わざわざauやソフトバンクで高額な料金を払わずともY!mobileとWiMAXでお得に利用できます。

というわけで今回は

  • Y!mobile(ポケットwi-fi603HW)
  • WiMAX(W06)

以上の2機種を持ち込んで高所で実測してきました。

Y!mobile・WiMAX2機種のスペック比較

ポケットwi-fi603はY!mobileの人気機種、WiMAXのW06は先日発売された1.2Gbpsの最速ルーターです。
念のため、上記2機種のスペックを比較すると以下のような感じになりました。


W06
(WiMAX)

603HW
(Y!mobile)
利用回線 WiMAX 2+/au 4G LTE ソフトバンク
(FDD-LTE / AXGP / TDD-LTE)
通信速度 下り最大
1.2Gbps
上り最大75Mbps
下り最大
612Mbps
上り最大37.5Mbps
サイズ 約128
x64
x11.9mm
約W109.9
×H65.1
×D15.5mm
製造元 HUAWEI HUAWEI
同時接続台数 16台 14台
バッテリー 3,000mAh 2,400mAh
スペックはW06の一歩リード!!
Y!mobileの603HWが下り速度612Mbpsに対し、WiMAXのW06はUSB接続という前提条件があるにせよ、光回線超えの1.2Gbpsというポケットwi-fi史上最速の機種。 地上階ではWiMAXの方が断然に有利と予想しますが、果たして高層階では環境も違ってくるのでどうなるか!? ご期待ください。

すぐに都内の高層ビル4か所の実測値をみる

実測テストを行った高層ビル4か所

東京スカイツリーを見上げる

今回、高層階でのポケットwi-fi速度テストを実験するにあたり、東京スカイツリー展望回廊・展望台(450m・350m)や東京都庁ビル展望室(202m)も候補地として検討しましたが…

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そもそも都内のタワマンは高くても45階くらいなのでは?

と考え、以下の4ヶ所で速度比較実験を行いました。測定したフロアは都内のタワマン高層階を想定して主に25階~47階エリアで実測してきました。

文京区役所展望ラウンジ 25階 東京都文京区春日1-16-21
東京ソラマチスカイビュー 31階 東京都墨田区押上1丁目1−2
恵比寿ガーデンプレイスタワー 39階 東京都渋谷区恵比寿4丁目20 ガーデンプレイス
カレッタ汐留スカイレストラン 47階 東京都港区東新橋1丁目8−2

すぐに都内の高層ビル4か所の実測値をみる

念のため地上階でも速度テスト

また高層階での速度比較だけでは、地上階とくらべて通信速度がどう変化するのかハッキリしないため、念のために比較対象として事前に地上階で速度テストを行いました。

最初のテストの舞台、東京都文京区役所の地上階で平日昼間に実測した結果を掲載しておきます。

※快適な動画視聴やネットサーフィン、SNS投稿が行える通信速度の基準として、下り速度は10Mbps、上り速度は3Mbpsを下回った場合は数値の前に警告マークが表示します。


W06
(WiMAX2+回線)

603HW
(ソフトバンク回線)
実測値
平均速度 下り速度37.22Mbps
上り速度10.7Mbps
下り速度22.35Mbps
上り速度5.295Mbps
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おおぉぉ!!どちらも速い!!

ビルに囲まれたエリアにもかかわらず、とくにWiMAXは下り速度の平均速度が35Mbpsを上回っていました。この数字は控えめにいっても相当速いです。

一方、Y!mobileの上り速度がやや遅いのが若干心配ではありますが、高所でどう変化するのか楽しみです。では速度テストの準備も整ったので、都内の高層ビルでの実測値をみていきましょう。

【25階】文京区役所(スカイラウンジ)の速度テストの結果

後楽園の隣に位置する文京シビックセンター。こちらの25階の東・西・北側は、展望ラウンジとして公開されています。もちろんレストラン利用者以外の方でも無料で展望可能です。

直通エレベーターで25階まで上がると…

おおぉぉ!!けっこうな高さです!!

正直、25階って高層階としては低いのでは!? と侮っていましたが予想以上に景色が素晴らしくてかなり興奮しました。遠くに新宿らしきビル群も確認できました。では文京区役所25階の速度テストの結果をご覧ください。


W06
(WiMAX2+回線)

603HW
(ソフトバンク回線)
実測値
平均速度 下り速度35.76Mbps
上り速度17.245Mbps
下り速度12.33Mbps
上り速度19.44Mbps
ともに上り速度がアップという予想外の結果に…!!
上りは両者ともアップ! しかし反面、下り速度には大きな差がでました。
地上階ではそこそこの通信速度だったY!mobile(ソフトバンク回線)でしたが25階では10Mbps程度遅くなり、一方でWiMAXは地上階とほぼ同レベルの速度を維持していました。ひとまず文京区25階エリアではWiMAXの方が安定した高速通信が可能といえるでしょう。

WiMAXの最安値をチェック!!

【31階】東京ソラマチダイニング スカイツリービューの速度テストの結果

「さらに高層階で実験してみたい…」

そう考え、今度は東京スカイツリーのイーストタワーに位置する「ソラマチダイニング スカイツリービュー」へ向かうことに。スカイツリーのイーストタワーは30~31階のレストランフロアが無料開放されています(もちろん展望だけなら無料で利用可能)

東京ソラマチは平日の真っ昼間というタイミングにもかかわらず、国内・海外からの観光客の方で予想以上にごった返していました。早速、イーストエリアにある直通エレベーターで31階のレストラン・フロアへ上がってみると…

「うおぉぉ!! 高いィィ!!」

とはいえ無料で展望できるエリアは、江戸川・足立方面のみ。東京湾・新宿・品川方面は残念ながらレストランを利用しないと展望できませんでした。(※しかし無料でこの高さまで上れるのって凄いですよね)

31階の速度比較の結果はこちらです。


W06
(WiMAX2+回線)

603HW
(ソフトバンク回線)
実測値
平均速度 下り速度26.65Mbps
上り速度21.2Mbps
下り速度22.35Mbps
上り速度16.5Mbps
なぜか速度が復活したY!mobile!?
25階の数字にくらべ、WiMAXの下り速度は10Mbps程度ダウンに対しY!mobileは地上階と同レベルまで復活。
またY!mobile、WiMAX両者とも、まさかの地上階にくらべ上り速度の通信速度が大幅にアップしているという衝撃の結果でした。とはいえ数字を比較すると、やはりWiMAXが一歩リードか…!

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【39階】恵比寿ガーデンプレイスタワーの速度テストの結果

東京ソラマチでは31階にもかかわらず、まるで地上階のごとくバリバリ受信しまくっていたWiMAXとY!mobileでしたが

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せっかく高層階で実験しているのに面白い結果が出ないため実験としては失敗かも…

そう考えた編集部はもっと高い場所ならブチブチ途切れるはず」と考え、さらに高層階に上がれる都内の有名スポット「恵比寿ガーデンプレイスタワー」へ足を運んでみました。

なんと恵比寿ガーデンプレイスタワーでは基本、レストラン利用の方メインですが、完全無料で38~39階まで上がることができます。

とくに夜間はカップルにも人気のスポットなのです。(もちろん展望だけでもOK)

早速、高層階のレストラン専用の直通エレベーターで39階へ上がってみると…

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おおぉぉ!まるで山手線がプラレールみたいに小さい!!

さすがに40階近くともなると周囲に同じ高さのビルは減り、完全に頭一つ抜き出た状態。左には奥多摩や秩父の山々、右手には新宿のビル群がハッキリみえました。

というわけで39階で2機種のスピードテストの結果をご覧ください。


W06
(WiMAX2+回線)

603HW
(ソフトバンク回線)
実測値
平均速度 下り速度38.7Mbps
上り速度19.2Mbps
下り速度8.3Mbps
上り速度10.9Mbps
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ぬおおぉぉ!! WiMAXの下り速度がエライ数字ではないですか!?!?

なんとWiMAXのW06が、まさかの39階で本日の最高スコアを記録しました。恐ろしいことに2回目は40Mbpsを普通に突破しています。

地上階よりも通信速度が上がるという今日1番の奇跡を起こしました。

Y!mobileは高さの限界なのか!?
地上階より数字のよかったWiMAXにくらべ、Y!mobileの通信速度は大幅ダウン…平均速度で10Mbps以下と厳しい数字となりました。もしかしたら…と念のため何度も計測しましたが、良い数字と悪い数字の繰り返しで不安点な部分が浮き彫りになりました。

WiMAXの最安値をチェック!!

【47階】カレッタ汐留(スカイレストラン)の速度テストの結果

ここまでの3地点にて大健闘をみせたY!mobileとWiMAX。そこで編集部はこう考えました。

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せっかくならポケットwi-fiの高さの限界を知りたい…

都内の高層ビル3か所へ足を運んで速度テストを繰り返し、本音をいうと若干疲れ気味ではありましたが、どうしてもポケットwi-fiの高さの限界を知りたくなった編集部は最終エリア「カレッタ汐留」に向かいました。

都内在住の方ならご存知かもしれませんが、カレッタ汐留の46階、47階はスカイレストランとして利用でき、食事せずとも展望スペースを無料で利用することができます。(もちろん展望だけなら無料)

ではいつものように直通エレベーターで47階まで上がってみます。

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おおぉぉ!! 晴海や豊洲、さらに東京湾までまるっと一望できます!

高さも凄いですが、写真左下の旧築地市場で何やら大規模な工事が行われているのもまる見えでした。では本日の最終エリア、カレッタ汐留47階での速度テストの結果をどうぞ。


W06
(WiMAX2+回線)

603HW
(ソフトバンク回線)
実測値
平均速度 下り速度27.3Mbps
上り速度14.7Mbps
下り速度5.9Mbps
上り速度19.8Mbps

「うぉおおっ!!! 相変わらずWiMAXはバリバリ受信しております!!」

正直さすがに47階という高所ともなると、Y!mobileはもちろんWiMAX電波すら厳しいと予想した当ブログでしたが、そんな期待を良い意味で思いっきり裏切ってくれたのはWiMAXのW06でした。

地上階よりはやや低速ではありますが、下り速度の平均値で27Mbpsと十分すぎる測定結果が得られました。これはWiMAX2+電波の周波数帯や基地局の数などの集大成だと思います。

【まとめ】高層階メインならWiMAXが有利
タワマンの高層階にお住まいの方、職場がビルの高層階の方にとってY!mobileよりもWiMAXの電波の方が安定して高速通信が可能。また高層階の方は、念のため旧モデルよりも受信アンテナの性能がよい最新機種を選んでおいた方が安心です。(あくまで本記事でご紹介したエリアでの測定結果とはなります)

WiMAXの最安値をチェック!!

都内の高層ビル4か所の実測値を総合評価

ではあらためて、今回実験した4つのエリアの実測値をまとめて比較します。


W06
(WiMAX2+回線)

603HW
(ソフトバンク回線)
地上階 下り速度37.22Mbps
上り速度10.7Mbps
下り速度22.35Mbps
上り速度5.295Mbps
25階 下り速度35.76Mbps
上り速度17.245Mbps
下り速度12.33Mbps
上り速度19.44Mbps
31階 下り速度26.65Mbps
上り速度21.2Mbps
下り速度22.35Mbps
上り速度16.5Mbps
39階 下り速度38.7Mbps
上り速度19.2Mbps
下り速度8.3Mbps
上り速度10.9Mbps
47階 下り速度27.3Mbps
上り速度14.7Mbps
下り速度5.9Mbps
上り速度19.8Mbps

※快適な動画視聴やネットサーフィン、SNS投稿が行える通信速度の基準として、下り速度は10Mbps、上り速度は3Mbpsを下回った場合は数値の前に警告マークが表示します。

上りはY!mobile、下りはWiMAX!
地上階での通信速度と比較して高くなるほど通信速度が低下したY!mobileに対し、WiMAX回線は25階~47階のどの高さでも30Mbps前後の下り速度をキープ。上り速度の安定度はY!mobileが上でしたが下り速度(動画視聴やネットサーフィン)に関してはWiMAX回線の大圧勝でした。

WiMAXは屋内の基地局も順次対策中

WiMAXでは「エリア品質改善の取り組み」として、屋外基地局を全国展開する一方で地下鉄・地下街・イベントホールや大規模ショッピングセンターなどの屋内の基地局にも近年注力しています。

屋外基地局から送出している電波によって、屋内施設内でもある程度のご利用は可能ですが、建物の構造により電波の浸透が弱くなります。その為、屋内施設内に無線設備を設置し、施設内でも快適にご利用いただけるよう、対策を順次行っております。

引用:快適なサービスエリアを目指して

おそらく都内の代表的な高層ビルに関しては屋内基地局がしっかり整備されているため、今回の結果につながったのだと思われます。

【高層ビル最強】WiMAXの最安値だった申込み先を発表

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自分の通勤・通学に最適な回線がハッキリしたけど申込先はどこがいいの!?

ここまでご覧いただき、こうお考えの方。当ブログがWiMAXとY!mobile、各回線のプロバイダを片っ端から集めて総費用を料金比較し、結果最安値だったプロバイダをお教えします!

WiMAX最安値はココ!お得なプロバイダランキング

2024年12月現在、20社以上あるWiMAXプロバイダの料金プラン、月額料金、さらに特典やクチコミ情報を集めて比較したところ…

  • 料金は安いが運営元が怪しい(微妙な)会社
  • 知名度は高く安心だが料金が割高な会社
  • 安くて安心の会社だが最新機種W06が選べない

実は以上のどれかに当てはまるケースも多く、当ブログの基準をクリアした本当におすすめできる会社は僅か4社のみ.でした。では当ブログが3年間の総費用をわかりやすく比較してみたのでご覧ください。

WiMAX
プロバイダ
実質料金(3年総額) キャンペーン内容
(申し込み時期)
受け取れた場合 受け取れない場合
123,160円
※CBありで最安
158,160円 32,000円(変動あり)
※ただし手続きは11ヶ月後
131,626円
※CB無しでは最安
3段階の月額割引
133,320円 一律の月額割引
129,310円 159,310円 30,000円
※ただし手続きは12ヶ月後

以上のような料金構成となり、さらに厳しい目線で比較してみると本当に最安値のプロバイダは以下の2社に絞られました。

特典 こんな方におすすめ
未確定
(※貰えない人が6~7割)
何が何でも最安値
1年後の手続きもOK
確定
(月額割りなので自動的)
安い+確実に特典が欲しい
万一の途中解約も自腹は嫌

というわけで結果をまとます。

【結論】
11か月後のキャッシュバック手続きをミスなくこなせる人ならGMOとくとくBBが最安。逆に1年後のキャッシュバック手続きに少しでも不安がある人なら確実に特典の適用されるBroad WiMAXの方が安心です。

万一GMOでキャッシュバック手続き忘れ、手続きミスとなると総費用がBroad WiMAXより2~3万円ほど高額になるため当ブログ的には、いっさいの手続きなく確実に割引が適用されるBroad WiMAXを一押しプロバイダとします!

▶BroadのWEB割引ページ

まとめ

以上、タワマンお住まいの方、職場がビルの高層階で「ポケットwi-fi大丈夫かな…」という方にむけ、都内4か所の高層階で実測した結果をまとめてみました。

結論をまとめると

【最終結論】高層階ならWiMAXが有利
  • ソフトバンク回線は30階を超えてくると下り速度の低下が目立った
  • WiMAXはほぼ地上階と同じレベルの通信速度を維持していた

となりタワマンや高層階をメインにポケットwi-fiを購入される方の場合、今の段階ではWiMAXが有利かと思われます。

先日、本家UQWiMAXから発表のあった

UQコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:竹澤 浩)は、この度、2020年7月30日をもちまして、WiMAX 2+を提供する屋外基地局数が、全国累計で40.000局に達しましたのでお知らせします。

UQ公式HP:WiMAX 2+の屋外基地局数が40,000局を達成

のとおり、基地局数が増えたことで高層ビルの上層階でもまるで地上階のように受信できるのですね。

料金的にもY!mobileより断然にお得に契約できるので是非ご検討ください。以上高層階での実験結果まとめでした!

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