- ポケットwi-fiって地下でも入るの?
- WiMAXとY!mobile地下に強いのはどっち!?
※本記事ではこんな悩みを解消します!
ポケットwi-fiを契約したいけど職場・バイト先が地下なので不安…という人へ。
果たしてポケットwi-fiは地下に弱いという噂は真実なのか?
噂の真相を探るべく編集部がWiMAXとY!mobileを都内の地下スポットに持込んで実測値を比較してきました!
【ポケットwi-fiって本当に地下に弱いの!?】速度比較にいたった背景
当サイトでは【地下鉄に強いポケットwi-fiを調査】東京メトロ走行中にWiMAXとY!mobileを実測!!という記事で、過去にも東京メトロ走行中にポケットwi-fiの実測テストを行いました。
ここではWiMAXとY!mobileの速度比較をした結果…
- 地上では圧倒的に速いWiMAXだが地下では「上り速度」が不安定
- とはいえ「下り」はソフトバンク回線よりWiMAXの方が全体的に速い
- でも地下鉄メインならソフトバンク回線が無難だろう
これらの事実が判明し、上記のように「地下鉄での利用を最優先するならWiMAX2+回線よりソフトバンク回線を選ぶのが無難」という結論に行き着きました。
しかしながら、地下鉄のトンネル内と駅地下、デパ地下、地下駐車場では状況も違います。きっと実験結果も違うだろうと思い今回の地下エリアでの実験を実施することにしました。
地下でポケットwi-fiを受信できない人の悲痛な叫び
Twitter上には「地下鉄で入らない」という人はもちろん、以下のような「地下エリアでポケットwi-fiが入らない」という意見も多数発見しました。その一部をどうぞ!
一人で並んでるの、ひまや( ˙꒳˙ )
地下だからポケットWi-Fi入らん。ひまや( ˙꒳˙ )♡
— あーち。 (@amuka_muka) 2019年3月20日
回線の繋がらないポケットWi-Fiほど、
意味のないものはない。
地下1階なのにめちゃ不安定なんだけど…。
なにこれ…。— ドスキリオード (@doskiri) 2018年4月12日
先輩!それはどこのwimaxでも同じです!通信網の規模が桁違いなので地下ではおとなしく携帯の回線使ってください!!
— itsuki (@key1s_nF) 2019年3月20日
ポケットwi-fiあるけど、outputは地下だからかポケットwi-fiの電波入らないみたい????
— tang_ray (@uwa_bami_) 2019年3月17日
【地下限定】ポケットwi-fi速度比較実験の機種とエリア紹介
対象となったポケットwi-fiの2機種
ズバリ、今回の比較実験に用意したポケットwi-fiは以下の2機種です。
W06 (WiMAX) |
603HW (Y!mobile) |
|
---|---|---|
利用回線 | WiMAX 2+/au 4G LTE | ソフトバンク(FDD-LTE / AXGP / TDD-LTE) |
通信速度 | 下り最大1.2Gbps 上り最大75Mbps |
下り最大612Mbps 上り最大37.5Mbps |
サイズ | 128x64x11.9mm | 約W109.9×H65.1×D15.5mm |
製造元 | HUAWEI | HUAWEI |
同時接続台数 | 16台 | 14台 |
バッテリー | 3,000mAh | 2,400mAh |
因みにWiMAXのW06は2019年の本命ルーターと呼び声高いHUAWEI製の最新端末で、なんと光回線の1Gbpsをこえる下り速度1.2Gbpsの超高速モバイルルーターとなります。(参考:【祝ギガ超え!!】史上最速ルーターW06を検証!通信速度は!? キャッシュバックは!?最安プロバイダも発表します)
一方、ポケットwi-fi603HWはY!mobileのラインナップの中でも人気の一台で、スペック的にもW06をのぞくWiMAX端末と同レベルかそれ以上の優秀なモデルです。因みにY!mobile経由だと603HWでソフトバンク経由なら601HWとなり中身は一緒の機種です。(参考:【完全敗北!!】ソフトバンクのwi-fi「601HW」の料金・速度・オススメ度を辛口評価する!!)
速度比較実験の舞台となった都内の地下スポット3か所
当初は都内のデパ地下や地下駐車場なども速度テストの舞台として検討しましたが、
「デパ地下や地下駐車場って意外と利用しない人も多いのでは?」
と思い、今回は大部分の人が利用するであろう「駅の地下通路や地下街」を実験の舞台としました。
また地下の深さも受信状態に影響すると予想し、B1F→B2F→B3Fと徐々に地下深くへ潜って測定することに。ちなみに測定スポット3か所は以下の場所となります。
銀座線 新橋駅地下街 | B1F |
---|---|
丸の内線 大手町駅「OOTEMORI」地下 | B2F |
半蔵門線 押上駅(イーストタワー内)地下 | B3F |
【予想外!?】地下スポットのポケットwi-fi実測値を発表!!
では皆さんお待ちかね、比較実験の結果発表にうつります。地下エリアだと通信速度がどう変化するのか!? 比較対象として最初のスポット「新橋駅の地上階」での測定結果も念のため掲載しておきます!
新橋駅の地上階の実測値
まずは地上階に上がり基準となる両者の通信速度を実測しました。
W06 (WiMAX2+) |
603HW (ソフトバンク) |
|
---|---|---|
新橋駅地下街B1F | ||
平均速度 | 下り速度 22.3Mbps 上り速度 7.2Mbps |
下り速度 26.4Mbps 上り速度 14.75Mbps |
今回、地下エリアだけではなく様々な都内のエリアでY!mobileとWiMAXの速度実験を行いましたが、地上では30Mbpsを下回ることのなかったWiMAXのW06が新橋付近では30Mbpsを下回ってきました。逆にY!mobileの2回目の実測は約33Mbpsと大健闘の数字です。
【B1F 】銀座線 新橋駅地下街
では最初の地下エリア。新橋駅からゆりかもめ乗り場へむかう途中の地下通路(やや古い感じのレストラン街)にて実測した結果がこちらです。
W06 (WiMAX2+) |
603HW (ソフトバンク) |
|
---|---|---|
新橋駅地下街B1F | ||
平均速度 | 下り速度 19.6Mbps 上り速度 12.8Mbps |
下り速度 25.5Mbps 上り速度 11.6Mbps |
【B2F】丸の内線 大手町駅「OOTEMORI」地下
「さらに深い地下エリアではどうなるのか!?」
同じ新橋では芸がないので地下鉄でオフィスビルの密集した大手町まで移動し、大手町の森とよばれる都会のオアシス的な場所のB2Fで比較実験を行ってみました。
W06 (WiMAX2+) |
603HW (ソフトバンク) |
|
---|---|---|
大手町駅地下B1F | ||
平均速度 | 下り速度 18.65Mbps 上り速度 6.0Mbps |
下り速度 25.2Mbps 上り速度 17.3Mbps |
【B3F】半蔵門線 押上駅(イーストタワー内)地下
「もしかするとB2FがWiMAX回線の限界なのか!?」
とちょっぴり不安を感じつつ、さらに深い地下エリアだと受信できるのかを実験するため、半蔵門線で押上(スカイツリー駅)まで足を運ぶことに。
東京スカイツリー駅で下車し、イーストエリアとよばれる場所のB3Fで比較実験を実施しました。
W06 (WiMAX2+) |
603HW (ソフトバンク) |
|
---|---|---|
押上駅地下B3F | ||
平均速度 | 下り速度 31.25Mbps 上り速度 20.05Mbps |
下り速度 25.7Mbps 上り速度 18.35Mbps |
「おおぉぉ!! どちらも超~イイ数字ではないですか!?」
B1F、B2Fと不安定だったWiMAXですが、ついにB3Fでの速度テストで見事なV字回復を見せてくれました。2回目の実測では、なんと下り速度で約34Mbpsという地上階レベルの好記録でした!
【総合評価】地下の安定度はソフトバンク回線の勝利!!
というわけで、都内3つの地下スポットで実測した結果の平均値をまとめて表にしてみました。
また通信状態がパッとひと目でわかるように、下り速度で20Mbps以下・上り速度で10Mbps以下の場合のみ、数値の前に警告マークを記しました。
W06 (WiMAX2+) |
603HW (ソフトバンク) |
|
---|---|---|
地上階 | 下り速度 22.3Mbps 上り速度 7.2Mbps |
下り速度 26.4Mbps 上り速度 14.75Mbps |
B1F | 下り速度 19.6Mbps 上り速度 12.8Mbps |
下り速度 25.5Mbps 上り速度 11.6Mbps |
B2F | 下り速度 18.65Mbps 上り速度 6.0Mbps |
下り速度 25.2Mbps 上り速度 17.3Mbps |
B3F | 下り速度 31.25Mbps 上り速度 20.05Mbps |
下り速度 25.7Mbps 上り速度 18.35Mbps |
スペック上は2倍も速いというWiMAX最新端末をもってしても、周波数帯や電波の特性という「大きな壁」を超えることはできませんでした。
とはいえ、WiMAXも動画視聴やネットサーフィンできないレベルに受信できないケースは皆無で普通にサクサク楽しめましたのでご安心ください!
※今回調査したエリアでの結論であって同じ地下エリアでも場所や時間帯、混雑状況によって結果は異なることをご了承ください。
【Y!mobileよりお得!?】ソフトバンク回線の最安ポケットwi-fi発表
「ソフトバンク回線が地下に強いのはわかった…でもY!mobileってどうなの!?」という人へ。Y!mobileを当ブログがおすすめしない理由と、結果的にY!mobileよりずーっとお得だったソフトバンク回線のポケットwi-fiをお教えします!
ソフトバンク回線は魅力だが料金が高く実質縛り期間が長い
じつは当ブログでは以前に「Y!mobile 603HW」と中身が一緒の端末「ソフトバンク601HW」をレビューしました。ここでは601HWをWiMAXのW06と比較すると…
などの理由からソフトバンク(Y!mobile)は正直おすすめできないとお伝えしました。なので地下エリアで以外での使用を考えるならWiMAXの方がずーっとお得だとお伝えしました。
しかし本記事の測定結果をご覧になり「やはり地下ならソフトバンク有利だし…」とお考えの方もけっこう多いはずです。
そこで!!
当ブログが、Y!mobileに代わる代替案としてソフトバンク回線を利用したお得な回線がないものか…と独自調査したところ、超~お得なモバイル回線を発見してしまいました。その会社というのが…
こちらのネクストモバイルといいます。
調べてみると、ネクストモバイルはY!mobileのようにソフトバンク回線の通信網を利用しつつ、ソフトバンクよりはるかにお得な料金でポケットwi-fiを提供している会社でした。
ネクストモバイル公式ページにも
ソフトバンク回線は全国の人口カバー率99%!旅行や出張など使いたいところで、好きなときに利用可能!ご利用希望のお客様全員に満足していただけますよう、順次、提供エリアを拡大しております。
出典 ネクストモバイル公式
とあるように最大のウリは「WiMAX2+回線の受信しづらいエリアでも入る」というエリアの広さ。じっさいにSNSのクチコミでも「地下鉄でも入りやすい」「車で走行中もWiMAX2+より途切れない」などの意見が目立ちます。(参考:【ソフトバンク回線の置くだけwi-fiが凄い!!】ネクストモバイルHT100LNとL01sをガチ比較した結果!!)
お手軽な料金で人気のNEXTmobileでしたが「端末在庫が確保できない」との理由で、なんと新規受付終了…。
そこで代替案を探した結果、2024年12月時点での最安値はGMOとくとくBBでした。
NEXTmobileご検討の方もぜひ、それ以上にお得なこちらをご利用ください♪
ネクストモバイルの料金プランはシンプルに3つから選ぶ!
ネクストモバイルの料金プランはシンプルです。
と20GB、30GB、50GBの3つから選べ、どのプランも契約期間は2年間と短いです。GMO、Broad WiMAX、カシモWiMAXと立て続けに2年→3年契約と移行しているWiMAXプロバイダとちがい契約期間が2年間と短いのも嬉しい部分ですよね。
とはいえ注意点としては月間無制限プランが用意されていません。なので月間無制限プランは譲れないならY!mobileの一択です。しかしながらもしアナタが…
会社や職場、バイト先にはwi-fi環境が整っている
という状況ならば正直20GBプランや30GBプランでも十分。Y!mobileやソフトバンクで直接モバイルルーターを契約するよりだいぶお得にソフトバンク回線を使えますよ!
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そこで代替案を探した結果、2024年12月時点での最安値はGMOとくとくBBでした。
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まとめ
以前に書きました「地下鉄に強いポケットwi-fi調査」の記事でも最終的には「地下鉄で安定しているのはソフトバンク回線」という結論にいたりましたが、やはり今回の地下通路や地下街においても、ソフトバンク回線の方がWiMAXよりもコンスタントによい数字を叩き出していました。
地下メインで利用されるなら、当ブログ的にはソフトバンク回線を素直におすすめします(もちろんWiMAXが入らないという意味ではありません)。今回当ブログが発見したネクストモバイルのようなサービスを経由すれば本家ソフトバンクやY!mobileよりはるかに安くつかえますので是非ご検討ください。
以上、地下エリアの速度比較実験でした!