「リモート授業におすすめのネット回線は?
もしかしてオンライン授業・リモート授業用のWiFi選びでお悩みでは?
授業中に接続が途切れたり遅延(ラグ)が頻発していては、授業に集中できません。最低限、オンライン授業中に必要な条件をクリアしたネット環境を整えることが大切です。
ここでは快適なオンライン授業中に必要なWiFi選びのポイントや、リモート授業に最適なWiFiの基準、さらにおすすめのWiFiも絞り込んでみました。
ぜひWiFi選びの参考にしてみてください。
- Zoom講義の通信量は予想以上に大きかった
- 節約してフリーwi-fiやスマホは逆に危険!?
- 外出先でも受講するならWiMAXが正解
結論からいうと、授業(受講)は自宅のみという方、開通までの時間に余裕がある方ならフレッツやソフトバンク等の光回線(固定回線)がおすすめ。
反面、カフェや外出先でもオンライン受講される方、今すぐ必要という方でしたら、即日開通できるWiMAX等のポケットWiFiが使い勝手もコスパもよくおすすめです。
【タイプ別で選ぶ】オンライン授業の3形態を知ろう
オンライン授業には大きくわけて3つの形態があり、どのWi-Fiを選ぶべきかは授業のスタイルによります。
- オンデマンド型
- ライブ配信型
- 双方向性オンライン授業
まずは自分のオンライン授業のスタイルを知った上で、タイプに合ったWi-Fiを選ぶようにしてください。
①オンデマンド型オンライン授業
オンデマンド型は、予め録画された動画を配信し、生徒は好きなタイミングで授業動画をダウンロードして学習を進めます。
通常、録画済みの動画が専用サイトにアップロードされているため、予習や復習時に何度でも繰り返し受講できるのがメリットです。
またライブ配信でないため、自宅で光回線のWi-Fi環境のある人は無理にポケットWiFi等を契約する必要はありません。
②ライブ配信型オンライン授業
ライブ配信サービス(アプリ)を利用することで、決められた配信時間にリアルタイムで授業を配信します。
オンデマンド型にくらべ、配信時間予め設定されているので普段受ける生の授業のようなと感覚で受けられるのがメリットです。
特別な授業支援ソフトなどが不要なため、最近ではライブ型配信授業を利用する大学や高校、学習塾が増えています。
オンライン授業に利用するアプリや画質設定にもよりますが、通信速度が遅く不安定なWiFi環境では授業中に途切れ途切れになったりカクカクしたりストレスが溜まります。
できるだけ通信速度が安定したポケットWiFiを利用するのが望ましいです。
③双方向性オンライン授業
上記のライブ配信型にくわえ、生徒側も積極的に授業に参加できるのが双方向性オンライン授業です。
通常、ZoomやSkypeのようなテレビ会議システム(アプリ)を利用します。リアルな授業のように先生(教授)と生徒でコミュニケーションを取ることで、より理解を深めることができ、もっとも効率よいオンライン授業といえます。
以下が代表的な双方向性オンライン授業に利用されるWEB会議システムです。
Zoom | 画面共有・チャット・録画機能・アンケート機能 |
---|---|
Google Meet | 画面共有・チャット・録画機能・アンケート機能 |
Microsoft Teams | 画面共有・チャット・録画機能 |
オンライン授業むけWi-Fi選び3つのポイント
オンライン授業におすすめのWi-Fiは受講する場所により変わってきます。
100%自宅で受講という方の場合、わざわざポケットWiFiを選ぶ必要なく、通信速度も速く安定しているフレッツやnuro光などの光回線の方が快適です。
一方、カフェやコワーキングスペース、屋外など好きな場所でオンライン授業を受講したい人でしたらポケットWiFiがおすすめです。
- 十分な通信速度で安定している
- 月間データ容量が無制限につかえる
- 月額料金が他社よりも安い
ポケットWiFiを購入する際は以上の3つのポイントに注意して選ぶようにしてください。
オンライン授業に必要な回線の速度は?
ここではライブ配信型オンライン授業・双方向性オンライン授業で一般的に採用されている「Zoom」に必要な通信速度をまとめてみました。
Zoomに必要な通信速度
1対1のビデオ通話と大人数のWEB会議では必要な通信速度が微妙に違ってきますが、結論から先にいうとポケットWiFiやWiMAXでも余裕で対応可能できます。
※ただし月間データ容量ありのプランで上限を突破してしまった場合、128Kbps~1Mbpsに制限されるためWEB会議(Zoom)に支障をきたす可能性があるのでご注意ください。
1対1ビデオ通話
iOS、Androidなどのスマホ | Windows、MacなどPC端末 | |
---|---|---|
高品質ビデオ | 600kbps (上り/下り) |
600kbps (上り/下り) |
HDビデオ | 1.2Mbps (上り/下り) |
1.2Mbps (上り/下り) |
グループビデオ
iOS、Androidなどのスマホ | Windows、MacなどPC端末 | |
---|---|---|
高品質ビデオ | 600kbps (上り/下り) |
600kbps (上り/下り) |
ギャラリービュー/720pHD | 1.5Mbps (上り/下り) |
1.5Mbps (上り/下り) |
参考:Zoom公式サイト「必要なネットワーク帯域を教えてください」
1対1ビデオ通話とグループビデオ、さらにグループビデオの参加人数によっては微妙に条件がちがいますが、実測で約2Mbps~あれば快適にビデオ通話できます。
ポケットWiFi、WiMAXのようなモバイル端末の平均的な通信速度(最新機種)は、下り440Mbps~1.2Gbps、上り75Mbps。
つまりポケットWiFi、WiMAXの通信速度でも余裕をもってWEB会議(Zoom)が可能です!
オンライン授業に必要な通信量の目安
オンライン授業にかかる通信量は、授業で利用する動画の専用サイトやWEB会議システムによりかわってきます。
以下、オンライン授業に用いられる代表的なWEB会議システム(アプリ)の1時間あたりにかかる通信量をまとめてみました。
音声通話 | ビデオ通話 | |
---|---|---|
Zoom | 42MB | 480~720MB |
Skype | 37MB | 120MB |
Google Meet | 41MB | 600MB |
Microsoft Teams | 39MB | 690MB |
※1時間あたりに消費される平均的なデータ容量となります。
※そのほかオンライン授業むけポケットWiFiを選ぶ際は、過去記事【プロが選ぶ】テレワーク・リモートワークにおすすめWiFiと回線選びのコツも参考にしてください。
フリーwi-fiでのオンライン授業には注意
駅やカフェ、コワーキングスペースやマクドナルド、スタバ、ドトールなどのフリーwi-fiに接続した状態でオンライン授業を利用すれば、わざわざWiFiを契約する必要もありません。
しかし【つなぐと危険!?】フリーwi-fiの危険性と安全に接続する3つのポイントでも解説したように、フリーwi-fiの中にはセキュリティ対策ができていないサービスもみられます。
コワーキングスペースなど公共の場で行う場合は、パソコンのファイル共有機能をオフにし、必要に応じて信頼できるVPNサービスを利用する
参考:IPA(情報処理推進機構)「テレワークを行う際のセキュリティ上の注意事項」
もしフリーwi-fiでオンライン授業を受講する際はスマホやPC側のセキュリティ対策を講じた上でご利用ください。
【2024年12月最新版】おすすめの光回線を徹底比較
以下、約30社程度ある光回線プロバイダの中から、リモート授業におすすめの光回線をピックアップしてご紹介します。
選ぶ回線によって速度や制限がまちまちのモバイル回線とちがい、光回線を選ぶポイントはシンプルに実質月額の金額です。
キャッシュバック金額だけに注目せず、スマホセット割や工事費など含めた「契約期間にかかる総費用÷月数」を算出した上でお得なプロバイダから申し込みましょう。
例:ソフトバンクスマホ×ソフトバンク光=毎月1,100円の割引
スマホセット割が適用できるかどうかで実質月額は大きく上下します。あなたが使っているかどのスマホキャリアに有利な光回線を選ぶようにしてください。
利用回線 | 戸建て実質月額 | マンション実質月額 | CB(キャッシュバック) |
---|---|---|---|
4,941円 | 3,621円 | dポイント:2,000pt CB:20,000円 |
|
4,513円 | 4,513円 | 45,000円 | |
4,349円 | 2,193円 | 戸建:61,000円 集合住宅:51,000円 |
|
4,999円 | 3,459円 | 47,000円 | |
4,459円 | 3,359円 | 戸建:40,800円 | |
4,690円 | 2,370円 | 11カ月間1,000円引/月 戸建:43,000円 集合住宅:40,000円 |
|
3,657円 | 1,957円 | 戸建:45,000円 集合住宅:50,000円 |
|
5,258円 | 3,982円 | 30,000円 | |
5,809円 | 4,489円 | 戸建:19,000円 集合住宅:16,000円 |
|
7,076円 | 5,288円 | なし |
※時期や期間で価格が変動するため必ず公式ページで料金を確認しましょう。
【最安値はココ】光回線は申し込み窓口選びが大切!
最終的には同じ回線を利用する場合でも、申込窓口(契約プロバイダ)によってキャッシュバックやポイント還元に大きな差がでるため、光回線選びでは申込窓口選びも大切な部分です。
たとえば光回線の代名詞であるフレッツ光 の場合、知名度が高い反面、キャンペーンやキャッシュバックも乏しく最終的な月額費用は割高になるので注意が必要です。
ちなみに2024年12月現在、キャッシュバック額と工事費等を基準にすると、以下の5社の申込窓口が割安でした。ぜひ以下の公式ページで開催中のキャンペーンをご確認ください。
利用回線 | 最安申込先 | 2024年12月の最安申込ページ |
---|---|---|
NURO光公式サイト | https://www.nuro.jp/ | |
アウンカンパニー | https://softbank-hikaricollabo.com/ | |
GMOとくとくBB | https://gmobb.jp/ | |
NNコミュニケーションズ | https://xn--biglobe-kc9k.com/ | |
アウンカンパニー | https://cmf-hikari.net/ | |
GMOとくとくBB | https://gmobb.jp/ |
※コミュファ光は中部エリア限定のお申し込みとなります。
オンライン授業むけWiFiのおすすめは?
結論からいうと、オンライン授業を快適に受講するには以下の3つをクリアしたWiFiがおすすめです。
- ラグや遅延のない通信速度
- 途切れない安定した通信状態
- 月間データ容量が無制限
先生や教授とのリアルタイムな双方向コミュニケーション型のオンライン授業において、ラグや遅延が大きいことはストレスに他なりません。
また通信状態が不安定、エリアが極端に狭いポケットwi-fiではレッスンが途切れ途切れになったり、最悪だと中断する可能性もあります。
また消費される通信量を気にしながら授業を受けている状態では授業に集中できません。
上記の3つのポイントをクリアした上で、月額料金がもっともお得でコスパが高いWiFiは現在、WiMAXが断トツです。自宅はもちろん、WiMAXなら場所を気にせず好きなタイミングで安全にオンライン授業を受講できます!
オンライン授業むけWiFiの最安値を調査
リアルなクチコミ情報をふまえ、wimax端末が無料かつ月額がお得だった会社を5社に絞り込んでみました。
特典の詳細 | 実質料金(3年総額) | |
---|---|---|
35,000円(変動あり) ※ただし手続きは11ヶ月後 |
120,160円 155,160円(CB貰えない場合) ※CB変動制のため3.5万で算出 |
|
3段階の月額割引 | 133,368円 | |
30,000円 ※ただし手続きは12ヶ月後 |
129,310円 159,310円(CB貰えない場合) |
|
一律の月額割引 | 133,320円 | |
3段階の月額割引 | 131,491円 CBなしの最安値 |
基本、上記5社の中から選んでもらえば、どこでもお得にWiMAXのポケットWiFiがゲットできます。
しかし中には
という人もいると思うので、さらに編集部が5社→最安値の2社に絞り込んでみました。
WiMAXがお得につかえる2社
結論からいうと、2024年12月現在WiMAXを最安値で契約できるプロバイダは以下の2社でした。
おすすめのタイプ | 3年間の総費用 | |
---|---|---|
面倒な1年後のCB受取手続きを忘れずに行う自信がない | 131,491円 CBなしの最安値 |
|
1年後のCB申請手続きならできそうな人 | 120,160円 155,160円(CB貰えない場合) ※CB変動制のため3.5万で算出 |
ちなみにキャッシュバックの受取ミスなど想定した場合、最初から月額割の設定しかないBroad WiMAXの総費用が最安でした。アナタが1年後のキャッシュバック手続きができるのか?という部分で選ぶ会社は決まってきます。
もしアナタが「GMOのような1年後のCB受取手続きなんて無理」という人なら、最初からキャッシュバックを撤廃して100%貰える月額割引を提供するこちら。
Broad WiMAXが総費用が1番お得です。
一方、アナタが「キャッシュバック申請の手間は気にしない」という場合、GMOとくとくBBが断トツにお得です!!
まとめ
以上、オンライン授業むけWi-Fi選びの基準、選ぶポイントをまとめてみました。
当初は新型コロナウィルスによる影響が落ち着いてくれば対面授業にシフトしていくと思われていましたが
各大学で、過半数の学生がオンライン授業の継続を希望
文科省の調査結果(大学等における後期等の授業の実施状況に関する調査)では、各大学の授業形態に加え、学生の理解状況、大学の取り組み等を掲載。それらを見ると、大学は、「オンライン授業を継続して欲しい」という学生の意見も踏まえた上で、現状の授業形態(対面授業が半数未満)を決めていることがわかる。出典:ヤフーニュース「各大学の調査で見えてきた学生によるオンライン授業への高い評価~」
とオンライン授業を高く評価する意見も多く、継続を望んでいる学生が多いとのこと。
また総務省の「遠隔授業の活用に関する検討状況」によれば
と今後はほぼすべての大学等で実施または検討しています。
- オンライン授業で使用するWEB会議システム(アプリ)により通信量もさまざま
- 予想以上にデータ通信量の大きなアプリもある
- WiFiを検討しているならWiMAXが最適
上記のポイントを参考に、あなたの授業スタイルに合ったネット回線を選んでみてください!