「クラウドモバイルってどんなWiMAXプロバイダなの?」
「GMOやBroad WiMAXなど他社と比較してクラウドモバイルはおすすめ!?」
全国のWiMAXご検討中の皆さま、お待たせしました。当ブログ恒例の人気企画「プロバイダガチ調査」。今回は20以上あるプロバイダの中でも新規参入組の1社「CLOUD MOBILE(クラウドモバイル)」を独自調査してきました!!
クラウドモバイルに関する数々の疑問・・・
他社と比較した場合のクラウドモバイルの特徴は?
ぶっちゃけ他のWiMAXプロバイダよりおすすめなの!?
これらを一挙に解消し、結果、クラウドモバイルよりトータルでお得だったプロバイダも特別に発表したいと思います。
クラウドモバイルご検討中のアナタ、今回は必見ですよ!
【1分で解説】クラウドモバイルの評価と正直微妙だと感じた3つの理由
今回、じつは当ブログ読者さんにご指摘されるまで完全にノーマークのプロバイダだったこともあり、まずは公式ページを隅々までチェックし、更にメールにて何度かお問合せも行いました。
結果、記事を最後までお読みいただくのも大変ですので、まずは「クラウドモバイルってどうなの?」の結論を発表。その上で根拠となる3つの理由をお伝えいたします。
【ズバリ結論】クラウドモバイルはお得なプロバイダだが最安値ではなかった
まずは当ブログの結論をどうぞ。
これまで多かった貰えるか貰えないか怪しいキャッシュバックを廃止し、「月額を安く&確実にもらえるキャッシュバック」という部分は素晴らしいが、残念ながらトータルでは最安値というほど安くもなかった
もしアナタが契約期間の3年間を途中解約せず確実に利用される方、かつ最新端末にこだわりもなく旧モデルでもまったく気にされない方でしたら、クラウドモバイルは十分におすすめプロバイダです。ぜひ以下の公式ページで詳細をご確認ください。
▶▶クラウドモバイルをもっと詳しくみる
しかし!!
ポケットwi-fi選びにおける重要な3項目「特典」「端末」「料金プラン」を他社プロバイダと比較したところ・・・
「正直クラウドモバイルは微妙かも!?」
という部分もいくつか見つかりました。そこで当ブログがクラウドモバイルが微妙だと感じた理由を
キャッシュバックが10,000円分と安く月額料金も最安ではない
選べる端末が最新端末ではない
途中解約した場合の違約金が高い上に端末違約金まで発生する
以上の3つに絞り込み、次項で1つ1つ詳しくご紹介していきます。
キャッシュバックが10,000円分で月額料金も最安ではない
結論から先にお伝えすると、Amazonギフト券や月額料金割引など豊富な特典がウリのクラウドモバイルではありますが、実質総額を比較したら最安ではありませんでした。
実質総額と実質月額を他社プロバイダと比較
WiMAXプロバイダの多くは変動制のキャッシュバックや独自の月額割引など設定しており、単純にキャッシュバック額や月額料金を比較することはできません。そこで当ブログでは・・・
- 初月の事務手数料:3,000円(全プロバイダ共通)
- 3年間の月額料金の総額
- 強制オプションにかかる費用
- キャッシュバック金額
①+②+③-④=3年間の実質総費用
3年間の実質総費用÷36ヶ月=実質月額費用
以上のようにシンプルに計算します。
以下、上記の計算式でクラウドモバイルの実質総額を調べ、主要WiMAXプロバイダの中でも人気のGMO、Broad WiMAX、カシモWiMAX、BIGLOBE、ソネットと一覧比較してみたのでご覧下さい。
WiMAX プロバイダ |
実質料金(3年総額) | キャンペーン内容 (申し込み時期) |
|
---|---|---|---|
受け取れた場合 | 受け取れない場合 | ||
124,110円 (うち1万円はギフト券) |
134,110円 | Amazonギフト券 10,000円 |
|
120,160円 ※CBありで最安 |
155,160円 | 35,000円(変動あり) ※ただし手続きは11ヶ月後 |
|
131,491円 ※CB無しでは最安 |
3段階の月額割引 | ||
133,368円 | 3段階の月額割引 | ||
133,320円 | 一律の月額割引 | ||
129,310円 | 159,310円 | 30,000円 ※ただし手続きは12ヶ月後 |
以上のように
BIGLOBEやソネットあたりにくらべお得な料金だが、キャッシュバックを貰える前提で選ぶならGMOとくとくBBの方が安く、Amazonギフト券を現金としてカウントしない場合、Broad WiMAXの方がお得だった
となりました。
選べる端末が最新端末ではない
クラウドモバイルでは2024年12月現在、以下の4機種をラインナップされていますが、残念ながら先日発売されたW06とL02はラインナップされていません(2019年2月現在)。
この中から選ぶ場合、モバイルルーターならHUAWEI製のW05、置くだけwi-fiならHUAWEI製のL01sを選ぶのが正解ですが、できることなら3年後を見据えて最新端末を選んでおいた方が安心です。
たとえばW05と最新端末「W06」を比較すると・・・
商品名 | Speed Wi-Fi NEXT W06 |
Speed Wi-Fi NEXT W05 |
---|---|---|
製造元 | HUAWEI | HUAWEI |
発売時期 | 2019年1月 | 2018年1月 |
サイズ・重量 | 約128×64×11.9mm・約125g | 約130×55×12.6mm・約131g |
連続通信時間 | ハイスピードモード(WiMAX2+) ハイパフォーマンス:約7時間10分 スマート:約9時間 バッテリーセーブ:約11時間40分 ハイスピードプラスエリアモード(WiMAX 2+、LTE) ハイパフォーマンス:約5時間 ノーマル:約6時間40分 バッテリーセーブ:約10時間 |
ハイスピードモード(WiMAX2+) ハイパフォーマンス:約6時間30分 ノーマル:約9時間 バッテリーサービス:約10時間30分 ハイスピードプラスエリアモード(WIMAX2+、LTE) ハイパフォーマンス:約4時間20分 ノーマル:約6時間30分 バッテリーセーブ:約9時間10分 |
連続待受時間 | デフォルト設定(WiMAX 2+、Wi-Fi未接続時):約800時間 | デフォルト設定:約850時間 クイックアクセスモード設定時:約38時間 |
電池容量 | 3,000mAh | 2,750mAh |
通信速度 | ハイスピードモード(WiMAX 2+) 下り最大558Mbps 上り最大30Mbps ハイスピードプラスエリアモード(WiMAX 2+、LTE) 下り最大1.2Gbps※(Wi-Fi接続時最大867Mbps) 上り最大75Mbps※ ※USBケーブル接続時の通信速度 |
ハイスピードモード(WiMAX2+) 下り最大558Mbps※ 上り最大30Mbps ハイスピードプラスエリアモード(WiMAX2+、LTE) 下り最大758Mbps 上り最大112.5Mbps※ |
急速充電 | USB Power Delivery 2.0対応 | USBポート:USB3.0コネクタ(Type-C) |
最大接続可能台数 | 最大16台 | 最大10台 |
※表記の速度はシステム上の下り最大速度であり、ご利用機器や提供エリアの対応状況により異なります。実際の通信速度は通信環境や混雑状況に応じて低下します。 |
以上のように通信速度が圧倒的に違います。
またクラウドモバイルにあるL01sは置くだけwi-fiとして定番機種ではありますが、先日登場したL02と比較した場合も・・・
商品名 | Speed Wi-Fi HOME L02 |
Speed Wi-Fi HOME L01s |
---|---|---|
製造元 | HUAWEI | HUAWEI |
発売時期 | 2019年1月 | 2018年1月 |
サイズ・重量 | 約93×93×178mm・約436g | 約93×180×93mm・ 約450g |
連続通信時間 | ハイスピードモード(WiMAX 2+) 下り最大558Mbps 上り最大30Mbps ハイスピードプラスエリアモード(WiMAX 2+、LTE) 下り最大1Gbps (Wi-Fi接続時最大867Mbps) 上り最大75Mbps |
下り最大440Mbps 上り最大30Mbps |
Wi-Fi規格 | 802.11a/b/g/n/ac | 802.11a/b/g/n/ac |
ビームフォーミング | あり | なし |
最大接続可能台数 | 最大40台 | 最大42台 |
※表記の速度はシステム上の下り最大速度であり、ご利用機器や提供エリアの対応状況により異なります。実際の通信速度は通信環境や混雑状況に応じて低下します。 |
光回線レベルの1GbpsというL02の方が圧倒的に速い上にビームフォーミング等の機能も追加され受信状態も安定しています。
普通にネットできれば問題ない人はクラウドモバイルで旧モデルもアリだが、通信速度にこだわる方の場合、最新端末をラインナップしていないクラウドモバイルはおすすめできない。
途中解約した場合の違約金が高い上に端末違約金まで発生する
また契約時にわざわざ「途中解約時の違約金」を調べる方も少ないため見落しがちですが、主要WiMAXプロバイダと比較して断トツに違約金が高かったです。
まずはUQ WiMAXやBIGLOBE、ソネット、Broad WiMAXなどの一般的なWiMAXプロバイダの途中解約の違約金をご覧ください。
解約時期 | 解約費用 |
---|---|
12ヶ月以内 | 19,000円 |
13~24ヶ月以内 | 14,000円 |
26ヶ月目以降 | 9,500円 |
更新月 | 0円 |
ソフトバンクエアーなどにくらべ安いとはいえ、上記のような3段階の違約金が生じます。(わりと高額です)
しかし!!
クラウドモバイルの違約金は上記の主要WiMAXプロバイダとは一線を画し、独自に設定されておりましたのでご覧ください。
1年未満の場合 | 30,000円 |
---|---|
1~3年の場合 | 25,000円 |
更新月の場合 | 0円 |
更新月以降の場合 | 9,500円 |
おおぉぉ!! さらに1万円以上も高いではないですか!!
そう・・・解約時の違約金が異様に高く設定されていました。せっかくAmazonギフト券で1万円貰ったとしても万一途中解約した場合、キャッシュバックがまるまる回収されてしまうのです。
さらに!!
衝撃的なことに、クラウドモバイルでは「端末違約金」というオリジナルな違約金制度も存在し、途中解約した場合、通常の違約金+端末違約金とWで徴収される仕組みのようです。
24か月以内に解約される場合 | 24か月以内で解約・紛失されたの場合、左記の違約金とは別途、 契約残月数×1,600円の端末違約金が発生します。 |
---|---|
24か月以上ご利用される場合 | 24か月以上ご利用いただいた場合、端末はご利用者様のものとなり返却は不要です。 |
このように、もしクラウドモバイルでご契約される方はかならず契約期間の3年間、最低限、端末違約金が免除される24カ月間は利用するようにご注意ください。
また途中解約の可能性が1mmでもある場合、唯一の違約金負担サービスのある会社、Broad WiMAXから申し込んでおけば万一の途中解約でも安心ですよ♪
【2019年最新版】WiMAXの最安の申込先を一覧比較
「いろいろ比較したらクラウドモバイルよりも他社プロバイダに気持ちが傾いてきた…」
もしかするとこんな方もおられると思いますが、ご安心ください。
当ブログが時間の無いアナタにかわり、20以上ある全WiMAXプロバイダの料金&特典を下調べまくり、パッとひと目で比較できるように一覧表にしたのでご覧ください。
WiMAX プロバイダ |
実質料金(3年総額) | キャンペーン内容 (申し込み時期) |
|
---|---|---|---|
受け取れた場合 | 受け取れない場合 | ||
120,160円 ※CB3.5万円で算出 |
155,160円 ※CB3.5万円で算出 |
3~4万円(月により変動) ※ただし手続きは11ヶ月後 |
|
131,626円 ※CB無しでは最安 |
3段階の月額割引 | ||
133,368円 | 3段階の月額割引 | ||
133,320円 | 一律の月額割引 | ||
129,310円 | 159,310円 | 30,000円 ※ただし手続きは12ヶ月後 |
お得かつ会社の規模が大きく安心できる会社に絞ったところ、本当におすすめできるプロバイダは以上の5社。
また5社の中でも最安だったのは以下の2社でした。
特典 | こんな方におすすめ | |
---|---|---|
未確定 (※貰えない人が6~7割) |
何が何でも最安値 1年後の手続きもOK |
|
確定 (月額割りなので自動的) |
安い+確実に特典が欲しい 万一の途中解約も自腹は嫌 |
という具合に選んでみてください。GMOとくとくBBの2024年12月現在もっとも高額なキャンペーン特設ページはこちら。
Broad WiMAXの初期費用無料キャンペーンのある最安ページはこちらでした。
高額キャッシュバックに釣られてGMOを選ばれる方も多いですが、とあるデータによると11カ月後の受取り手続きをミスなく行い受け取れた方は全体の約3~4割です。最悪もらえなかった場合は他社よりはるかに高額となるのでご注意ください。
【まとめ】こんなアナタはクラウドモバイルが向いている!
以上、「貰えるか貰えないか怪しいキャッシュバックよりも確実にもらえるキャッシュバックを!」という考えのもと、即日キャッシュバック&月額割引というW特典をウリにした新興プロバイダ、クラウドモバイルの詳細をお伝えしました。
結果、普通におすすめプロバイダの1社には違いありませんが
なぜだか途中解約時の違約金が異様に高額
という部分が若干気になりました。
なのでAmazonギフト券に魅力を感じる方、確実に3年間は使い続ける方にとってはおすすめですが、
「事前にエリア診断したけどエリア的に受信状態が心配…」
「WiMAXを使ってみて後日光回線に乗り換えるかも!?」
という方の場合、クラウドモバイルだと違約金をふくめた実質総額が高くなるためおすすめしません。上記のような方の場合、WiMAXプロバイダで唯一「乗換時の違約金負担サービス」のあるBroad WiMAXあたりの方が安心です。
ということで今回の調査は以上です。ぜひアナタ目的に合ったポケットwi-fiをお得に申し込んでみてください!