「せっかくならスマホで契約しているソフトバンクのポケットwi-fiが欲しい」
「ソフトバンク店舗で601HWを勧められたけど、コレってどうなの!?」
今回は当ブログにご相談の多かった2024年12月現在、ソフトバンクから契約できる唯一のポケットwi-fi「601HW」を徹底検証!! ソフトバンクの601HWが気になるアナタの知りたい・・・
601HWと他社ポケットwi-fiとのガチ比較
を解説した上で、ソフトバンクのスマホ契約中の方にとっても601HWよりはるかにお得かつ快適であろうポケットwi-fiもご紹介しています。
ソフトバンクでスマホ契約しているからってポケットwi-fiもソフトバンクがお得とは限りませんよ!
【結論】601HWは悪い機種ではないがおすすめ機種でもない
今回、じっさいにソフトバンク店舗に足を運び、601HWの実機を確認した上でスタッフのお姉さんからも評判などリサーチしてきました。
で、最後までお読みいただくのも大変ですので、まずは「結局601HWはおすすめなの?」の結論をお伝えし、その上で根拠となる3つの理由もご紹介します。
ドコモ・auユーザーさんにはまったくオススメできないのはもちろん、驚くべきことにソフトバンクのスマホ利用者にとってもまったくオススメ機種とはいえない!!
理由は以下のとおりです。
端末価格・月額料金・解約費用すべてが高過ぎる
月間上限プランが無い
端末が古く性能的にもイマイチ遅い
以下、各項目を詳しくご説明しますが、比較対象が存在しないとピンとこない方もいると思うので、ソフトバンクとならび人気のモバイル回線、WiMAX2+と比較しながら説明します。
【理由①】端末価格&月額料金&解約費用が高過ぎる
【端末価格を比較】要注意…ソフトバンクの「実質無料」の罠
まずはソフトバンク「601HW」の端末価格をご覧ください。
36回分割の場合 (合計) |
1,180円 ×36ヵ月 (42,480円) |
---|---|
月月割 | 1,180円×36ヵ月 (42,480円) |
実質負担額 | 0円 |
※ お支払い回数36回、お支払期間37ヵ月、実質年率0%となります
総額42,480円の601HWは、基本36かいの月賦購入となり毎月1,180円ずつ分割返済します。しかしながらその金額、1,180円と同額の「月月割」という割引が適用され、1,180円-1,180円=0円。
つまりソフトバンク「601HW」は実質無料。普通に使っているかぎり端末価格は実質発生しません。
一方、WiMAXの端末価格をご覧ください。数あるWiMAXプロバイダの中でも人気上位の5社で調べてみると・・・
プロバイダ | 端末価格 | |
---|---|---|
モバイルルーター | 置くだけwi-fi | |
端末すべて0円 | ||
端末すべて0円 | ||
端末すべて0円 | ||
端末すべて0円 | ||
端末すべて0円 |
おぉ!! すべてのプロバイダが端末価格0円!!
このようにソフトバンク「601HW」にくらべWiMAXプロバイダの方が圧倒的にお得な価格設定となっていました。
そこでもしかすると・・・
「ソフトバンクも無料なので一緒では!?」
という方。勘違いしてはいけません。ソフトバンクの月賦購入の割引タイプとWiMAXの端末価格0円はまったく別物なのでご注意くださいね。
端末価格0円の場合、いつ頃解約しても端末に関する費用は請求されないが、月賦購入の実質無料の場合、返済期間の36カ月以内に解約したらまとめて残債が請求されるため
よって同じ無料でも端末価格はWiMAXの方が断然にお得なのですね。
【月額料金を比較】わかりづらいソフトバンク月額プランの罠
今度は月額料金を比較します。まずはソフトバンク601HWの月額料金をご覧ください。
機種代金 | 1,180円/月 |
---|---|
基本使用料 | 4,531円[4,196円]/月 |
月額使用料 | 540円[500円]/月 |
端末購入者向け通信料割引 | -1,180円/月 |
となり、基本的な月額料金は5,071円/月でした。
しかしながら2024年12月現在・・・
というキャンペーンを開催中。
結果、-1,080円/月の特別割引が適用された場合、最終的なソフトバンク601HWの月額料金(機種代含む)は「3,991円/月」となります。まあまあ安い金額ではありますね。
しかし!!
WiMAXをはじめ価格競争の激しいモバイルwi-fi業界、ソフトバンク以上にお得な料金の会社はまだまだ沢山あるのです。
WiMAX プロバイダ |
実質月額料金(3年総額÷36) | |
---|---|---|
CB受け取れた場合 | CB受け取れない場合 | |
3,377円 ※CBありで最安 |
4,310円 | |
3,656円 ※CB無しでは最安 |
||
3,704円 | ||
3,703円 | ||
3,591円 | 4,425円 |
WiMAXの中でもGMOとくとくBBやBIGLOBEの高額キャッシュバック・プランを選び、貰い忘れ・貰い損ねの場合をのぞき、月額料金もWiMAXプロバイダの方がはるかに安かったです。
頑張って特別キャンペーンを行っているソフトバンクには申し訳ないが、WiMAXプロバイダ各社の月額料金の方がはるかにお得だった
【理由②】月間上限なしプランが無い
ポケットwi-fiにおいて致命的なのが、こちらの理由「月間上限なしプラン」がないこと。
ソフトバンクで601HWを契約する場合
4G/LTEデータし放題フラット
どちらかの料金プランを選ぶことになりますが、どちらを選んでも月間データ容量無制限につかうことはできません。
スマ放題wi-fiルータープランはスマホ利用者が追加料金の1,900円を支払うことでポケットwi-fiを維持できますが、スマホで契約中の7ギガ数はそのまま。よってHuluやNetflix、Amazonプライムビデオなど観れば月末どころか月初の段階で瞬殺ですよ…。
また月額料金が3,696円の4G/LTEデータし放題フラットもお得な料金に感じますが、よく調べてみると月間上限があり
7GBを超えたらたちまち下り最大128Kbpsという地獄の底に落とされます。(月末まで)
例えばHuluやNetflixなどの動画配信サービスの高画質動画を視聴すると、1時間に1~3GBが消費されます。なので7GBでは2時間映画を3~4本視聴したらおしまいです
WiMAXなら月間100GB、200GBつかってもOK!!
一方WiMAXのプラン内容をみてみます。ソフトバンクの「4G/LTEデータし放題フラット」と同じ上限ありプランもありますが
月間上限なく無制限につかえるギガ放題プラン
以上の2つから選べます(月間上限はありませんが3日で10GBという制限はあり)
ちなみにWiMAXをご契約される方の
と圧倒的多数の方がギガ放題プランを選んでいます。
この数字は、「せっかくポケットwi-fiを契約するならば数百円の金額差で月間100GBでも200GBでも利用できるギガ放題プランを選んだ方が絶対にお得」という裏付けではないでしょうか。
【番外編】ソフトバンクのデータシェアプラスプランの甘い罠
また中には
「データシェアプラスなら大容量がつかえてお得なのでは?」
※データシェアプラスとは、親回線で契約いただいたデータ量を、子回線(最大5台まで)と分け合えるプラン
という方。たしかにデータ容量の大きな契約をすれば・・・
スマートフォンやSoftBank 光とセットで使えば、料金の割引やデータ容量をシェアなど、Pocket WiFi 601HWをより便利でおトクに使えます。
とスマホもポケットwi-fiもシェアして大容量をつかえますが、万一家族の誰かが高画質動画視聴や大型更新アップデート等で大容量を消費した場合・・・
「ポケットwi-fiの道連れ通信制限でスマホまでノロノロ…!!」
と月末まで地獄の状態、または高額な追加ギガ購入が待ち構えていますのでご注意ください。
【理由③】端末が古く性能もイマイチ遅い
最後の理由は601HWという端末のスペックに関してです。ソフトバンクの公式ホームページをみると
複数の異なる周波数帯を1つに束ねて大量のデータ通信を可能にする技術「キャリアアグリゲーション」に加え、機種と基地局にそれぞれ4本ずつのアンテナを使い複数のデータを同時に通信する技術「4×4 MIMO」、情報密度を高めて一度に運べるデータ量を増加させる技術「256QAM」により、さらに快適に高速通信を楽しむことができます。
出典:ソフトバンク公式
だったり
「省電力設定」で省電力の設定を「オン」にすることで、動作中の消費電力を抑え、利用可能な時間を長くすることができます。
出典:ソフトバンク公式
と、なんだか物凄く高性能な端末という雰囲気で説明されていますが、正直ソフトバンクの601HWよりはるかに速くて受信感度の高いポケットwi-fiは他にも沢山あります
パッとひと目でわかるように、WiMAXの最新端末「W06」と一覧比較してみたのでご覧ください。
ソフトバンク「601HW】とWiMAX「W06」を比較
比較対象は先日、華麗なるデビューを飾ったHUAWEI製のギガ超え端末「Speed Wi-Fi NEXT W06」です。(参考:【祝ギガ超え!!】史上最速ルーターW06をガチ検証!通信速度は!? キャッシュバックは?最安プロバイダも発表)
果たして601HWとSpeed Wi-Fi NEXT W06、どの部分がどれだけ違うのか・・・じっくり比較してみましょう!
WiMAX2+ | ソフトバンク | |
---|---|---|
端末名 | Speed Wi-Fi NEXT W06 |
Pocket WiFi 601HW |
製造元 | HUAWEI | Pocket WiFi 601HWHUAWEI |
発売時期 | 2019年1月 | 2017年3月 |
サイズ・重量 | 約128×64×11.9mm・約125g | 約109.9×65.1×15.5mm・約 135g |
通信速度 | ハイスピードモード(WiMAX 2+) 下り最大558Mbps 上り最大30Mbps ハイスピードプラスエリアモード(WiMAX 2+、LTE) 下り最大1.2Gbps※(Wi-Fi接続時最大867Mbps) 上り最大75Mbps※ ※USBケーブル接続時の通信速度 |
4G LTE(FDD-LTE)
下り最大350Mbps 上り最大37.5Mbps 下り最大612Mbps 上り最大13Mbps |
※表記の速度はシステム上の下り最大速度であり、ご利用機器や提供エリアの対応状況により異なります。実際の通信速度は通信環境や混雑状況に応じて低下します。 |
結果、サイズ感こそ大差ありませんが
下り最大の通信速度がW06の方が2倍速い
とポケットwi-fi選びで重要な、発売時期の新しさ・通信速度どちらもパーフェクトに
こちら、WiMAXのSpeed Wi-Fi NEXT W06が上回っておりました。
もし2台で迷った場合、あらゆる面で性能が上回っているHUAWEIのSpeed Wi-Fi NEXT W06を断然におすすめ機種である。
ちなみに毎日のネットサーフィンや動画視聴ならじっさい20Gbpsもでれば十分快適に動画視聴やネットサーフィンもできます。なので正直ソフトバンクの601HWでも十分です。
しかし!!
今後の3年間を見据えた場合、一気に4K動画なども一気に普及してくるハズ。なので高画質な動画視聴のことを考えても通信速度が圧倒的に速いSpeed Wi-Fi NEXT W06の方が将来的にも有望なのは間違いないですよ。
【2019年最新版】WiMAXの最安の申込先を一覧比較
ここまでご覧になり・・・
「なんだかソフトバンクよりWiMAXに気持ちが傾いてきた…」
という方。
当ブログが時間の無いアナタにかわり、20以上ある全WiMAXプロバイダの料金&特典を下調べしてきました。
パッとひと目で比較できるように一覧表にしたのでご覧ください。
WiMAX プロバイダ |
実質料金(3年総額) | キャンペーン内容 (申し込み時期) |
|
---|---|---|---|
受け取れた場合 | 受け取れない場合 | ||
120,160円 ※CB3.5万円で算出 |
155,160円 ※CB3.5万円で算出 |
3~4万円(月により変動) ※ただし手続きは11ヶ月後 |
|
131,626円 ※CB無しでは最安 |
3段階の月額割引 | ||
133,368円 | 3段階の月額割引 | ||
133,320円 | 一律の月額割引 | ||
129,310円 | 159,310円 | 30,000円 ※ただし手続きは12ヶ月後 |
お得かつ会社の規模が大きく安心できる会社に絞ったところ、本当におすすめできるプロバイダは以上の5社。
また5社の中でも最安だったのは以下の2社でした。
特典 | こんな方におすすめ | |
---|---|---|
GMOとくとくBB | 未確定
(※貰えない人が7割) |
1年後の手続きを絶対に忘れない |
Broad WiMAX | 確定
(月額割りなので自動的) |
1年間、ビクビクしながら特典を待つのは嫌 |
という具合に選んでみてください。GMOとくとくBBの2024年12月現在もっとも高額なキャンペーン特設ページはこちら。
Broad WiMAXの初期費用無料キャンペーンのある最安ページはこちらでした。
まとめ
以上、ソフトバンクのポケットwi-fi「601HW」を徹底検証し
プラン内容
端末スペック
とあらゆる角度からWiMAX2+回線と比較し、どちらがおすすめなのか第三者目線でお届けしました。
結果、これから601HWをご契約される方も驚きの
「WiMAX2+回線の圧倒的な大圧勝!!」
という幕引きとなりました。
もちろん何らかの大人の事情でソフトバンク回線を利用しなければならない方だったり、家族の関係でソフトバンクで支払をまとめたい…などなど都合により601HWを選ぶ方もいるでしょう。
しかしながら何の絡みもなく自由にポケットwi-fiを選べる方でしたら、ソフトバンクのスマホ契約中であってもWiMAXの方が安くて速くて快適でした。
601HWご検討中の方はぜひWiMAXも視野にいれて検討してみてくださいね。以上です!